 | 80年のレイクブラシッド冬季オリンピックの逸話を映画化した感動作です、アマチュア学生を寄せ集めたアイスホッケーチームの米国代表が、当時無敵を誇っていたソ連チームを破って優勝する過程を描いています。 この話は必ずと言っていいほど冬季五輪で話題になります、特にアイス・ホッケーのアメリカ戦では。僕も大きな興味を持ってこの映画を見ました。 1979年。大学のアイスホッケーチームでコーチを務めるブルックスは、翌年のレイクプラシッド冬季五輪に向けたアメリカ代表チームの監督を任命される。当時はオリンピック三連覇を達成したソ連チームが無敵を誇っており、一方のアメリカは1960年以来ソ連に勝ったことのないホッケー弱小国だった。アマチュア学生の寄せ集めであるアメリカ代表には万に一つの勝ち目もないと思われたが、ブルックスはこのチームでソ連を撃破すると宣言し、無謀な挑戦に向けて猛特訓を開始する。 一流のプロ選手を集めたドリームチームの編成が当たり前となった現在に、今一度オリンピックのアマチュア精神を問いかけるスポーツ実録ドラマの力作です。事実と殆ど忠実に作ってあるらしいですが、細かいところは良く描き切れていないように感じます。 しかしこの1980年のレイクプラシッド冬季五輪で当時無敵を誇ったアイスホッケー・ソ連代表チームに挑み、見事これを破ったアメリカ代表チームの実話を映画化してくれたのは嬉しかったです。 本当にこの事は冬季五輪になると必ずといっていい程話題に上ります、でも今まで映像ではハッキリと見られたことがなかったから、今回この映画を見ることが出来てその話題についていける事が嬉しかったです。 「エグゼクティブ・デシジョン」「遊星からの物体X」などのK・ラッセルが、寄せ集めチームを一体にまとめ上げる熱血コーチを好演しています。実際のホッケー選手を俳優として起用し、試合場面の臨場感も上々の良作です、お勧めします。 |