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「らくだの涙」をお勧めします。

モンゴルの素朴で素晴らしいドキュメンタリー映画です。

画像:B0009J8K5E.jpg説明
ミュンヘン映像映画大学に学ぶモンゴル出身のビャンバスレン・ダバーと、イタリア人のルイジ・ファロルニが共同で監督したこのドキュメンタリーは、母らくだの大きな目から涙が溢れる瞬間をとらえ、観客の魂にストレートに訴えかける珠玉の作品です。
今をトキメク朝青龍や安馬、白鵬の日常生活ってこんなんだったのかなぁとつい思ってしまいます。
例えば落ち込んだ時、音楽を聴くことで癒された経験のある人は少なくないでしょう。音楽は心の不調に有効な手段なのです。モンゴルの遊牧民にとって、音楽は生活の一部。馬頭琴を奏でたり、歌を歌って家畜に接することはごく当たり前のことだそうです。生命に対する敬意、愛情、責任感に満ちた彼らにとって、家畜は掛け替えのない存在なのです。だからこそ、必至に母らくだに追いすがる子らくだの泣き声に、一層胸を痛めるのです。母親に構ってもらえないと、子どもは寂しさから死んでしまうのです。
季節は春、ゴビ砂漠に四世代で暮らすモンゴルの遊牧民の大家族に、珍しい白い毛の赤ん坊らくだが1頭生まれる。ところが、難産の末にようやく出産した母らくだは、赤ん坊らくだに見向きもしないのだった。このままでは、赤ん坊らくだは死んでしまう。そこで、昔から伝わるように、母らくだの頑なな心を溶かすべく音楽療法を試みることにする。そのためには優秀な演奏家が必要だ。そこで、遥か遠くの町から演奏家を招くために、ドーテーとウグナの幼い兄弟がらくだに跨がり出かけて行く・・・。
とっても素晴らしいドキュメンタリーなのですが、私録画数間を間違えまして終わりの30分をまだ見ていないのです。
最後までみたらまたお勧めします、とっても良かったですよ、途中までは。