 | いまやすっかりヒットメーカーとなった宮藤官九郎のオリジナル脚本を、「がんばっていきまっしょい」「はつ恋」の田中麗奈チャン主演で映画化したスポーツ・コメディです。 僕は別にクドカンの作品は大好きというわけでもありませんが、これは面白かったです。 ひょんなことからさびれた商店街でバイトをすることになった女子大生と、彼女に近づきたいあまり、それまで存在すら知らなかったラクロスに熱を入れる中年オヤジたちとの愉快な交流を小気味よいテンポで描いています。監督は「釣りバカ日誌」シリーズの本木克英、脇を固める役者陣に柄本明に三宅裕司に六平直政、"ミスター・スネイクマン"の伊武雅刀徳井優。大好きな歌舞伎の女形の篠井英介さんに山咲トオルちゃんもチョコッと出ています。 薬科大学3年でラクロス部に所属する大林恵子(田中麗奈)はある日、同棲中の彼氏の浮気現場に遭遇してしまう。ショックで気が動転したまま電車に飛び乗る恵子。やがて、あてもなく揺られていた彼女は、聞いたこともない郊外の街・摩狭尾(まさお)に辿り着く。そして、うらさびしい商店街を抜け、その先に建つ開店したての大型ドラッグストア“ハッスルドラッグ”に立ち寄った。そこで、何故かオカマの薬剤師兄弟(篠井英介さんに山咲トオルちゃん)に失恋話をして慰めてもらうことになった恵子。彼女はこれをきっかけに、この店でバイトをすることになるのだが…。 たまたまラポールの女の子で二人ほどラクロスをやっている子がいたし僕も好きだったので、そんなに期待をせずに観ました、中々面白かったです。 特に前半は素晴らしいデキです、後半は息切れがしたのか少しデキも勢いもあまりよくなかったように感じましたが。 田中麗奈チャンには慶永小百合さんのように、"立派な映画女優"さんを目指して欲しいです、その才能はあると思います。 脇役陣が素晴らしいのでこれだけ面白い映画が出来たのだとは思いますが、面白い映画に仕上がりました、荒川良々がここでもいい演技しています、お勧めします。 |