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「砂と霧の家」をお勧めします。

オスカー女優のジェニファー・コネリーと、オスカー俳優のベン・キングスレーは流石ですね。

画像:sunatokilinoye01.jpg説明
アンドレ・デビュース三世の同名小説を実力派俳優の豪華共演で映画化したヒューマン・ドラマです。ある一軒の家をめぐって対立する、孤独な女性と移民家族が織りなす人間模様と彼らを待ち受ける悲しい運命を痛切に描いています。
何もそこまで暗いストーリーにしなくてもと思いますが、「ビューティフル・マインド」でオスカーを獲得したジェニファー・コネリーは、完全にアイドル女優から脱却しましたね。「ビューティフル・マインド」のジェニファー・コネリー、「ガンジー」のベン・キングズレー。共演のショーレ・アグダシュルーは本作でアカデミー助演女優賞にノミネートされたほか、様々な映画賞で助演女優賞を獲得、高い評価を受けました。
 美しい夕陽が臨める海辺の一軒家。亡き父が遺したこの家に独りで住む女性キャシー。彼女は結婚生活が破綻して夫に去られ、仕事もせず悲しみに暮れていた。そして、そんなキャシーに追い打ちをかけるように、わずか数万の税金未納が原因で家を差し押さえられてしまう。それは間もなく行政の手違いと判明するものの、家は既に他人の所有となっていた。新しい家主となったのはベラーニ元大佐の一家。彼らは政変でイランを追われ、アメリカに亡命してきた。祖国では上流階級だったベラーニもここでは肉体労働者として働かざるを得なかった。ベラーニは愛する妻ナディと息子のため、この家で人生をやり直そうと固く決意、残りわずかな財産をはたいてここを手に入れたのだった…。
暗くて重い映画です、ハッピーエンドでもなければ楽しい映画ではありません。
移民の問題なども取り上げられていますね、法律問題なんかも出てきます。
でもやっぱり最大の見せ場はオスカー俳優二人の演技でしょう、先日の「プレイボーイが選ぶ世界のセクシー美女100人」にも上位で選ばれていました、ジェニファー・コネリー。初めはアイドルだったんですよね、アルジェントの「フェノミナ」では汚物まみれになったり虫まみれになったりしましたものね。しかしあのデビューは強烈な印象を与えましたよね、とても綺麗で可愛らしい女性でした。でもジェニファーすっかり変わりましたよね、もう「恋の時給は4ドル44セント」の頃のイメージはないですね、本人はコメディやりたいらしいですが。彼女のファンとしては、ラブ・コメでの彼女も見てみたいです。
"ミスター・ガンジー"ベン・キングズレーも相変わらず上手い、とても"アラブの民"のイラン人元大佐役が似合っていると思ったら、お父様はインド系のお医者様だとか!お母様はイギリスのモデルで、若いときには舞台経験などを積んでいたとか。
最後の方の息子のためにお祈りを捧げるシーンは、まさに鬼気迫る迫真の演技でした。
誰が悪いと言うわけではないけど、誰も彼も悪いんでしょうね。
重たいテーマですがお勧めします、脇役陣も頑張っています、お勧めします。