漁師の夫を海難事故で失い、以来女手一つで娘を育てている歌手のヒロインがセリア、ステージ上の彼女に一目惚れしたイカサマ師から熱心に言い寄られて…。
「スウィート・ノベンバー」や「ピーターパン」などのジェイソン・アイザックスが、恋心以外はウソで塗り固めたイカサマ師を好演しています。主演のセリアには歌手でもある「ＣＳＩ：マイアミ」などのソフィア・ミロス。「オペラ座の怪人」の主演女優に抜擢されて人気上昇中のエイミー・ロッサムが、奔放なヒロインの娘を熱演している点も注目です。個人的にはシーモア・カッセルとその妻役のテレサ・ラッセルが良かったです、テレサ・ラッセルは少しふくよかになったけどとてもキレイでした。
マサチューセッツ州ニューベッドフォード。ポルトガル系住民のセリア（ソフィア・ミロス）は、年頃の娘ヴィッキー（エイミー・ロッサム）と義母アンジェリカ（ルーペ・オンティヴェロス）との３人暮らし。海難事故で帰らぬ人となった漁師の夫に今も変わらぬ愛を捧げていた。歌で生計を立てるセリアは、ある日いつものようにステージを終えた後、実業家を名乗る男チャールズ（ジェイソン・アイザックス）から声をかけられる。彼は歌うセリアの姿に一目惚れしてしまったというのだ。夫以外は愛さないと誓ったセリアだったが、いつしか彼女は陽気でユーモア溢れるチャールズに惹かれてゆく。だが一方、チャールズはセリアの娘がヴィッキーだと知って驚いていた。実は世界中のカジノから入店禁止にされる凄腕イカサマ師のチャールズは、こっそりカジノに入り浸るヴィッキーと顔見知りだったのだ…。
複雑なセリアの心境を、もっと複雑で丁寧に描く時間があったらなぁとも思いますが、中々の出来でしょう。
セリアを演じるソフィア・ミロスの歌の上手さにもビックリしますが、娘役のエイミー・ロッサムの可愛らしさにもビックリしました。
テレサ・ラッセルも相変わらず元気で美しかったです、お勧めします。