 | オスカー女優サリー・フィールドが初の監督を務めた作品です、母と娘の愛の絆の物語なのですが、そのあたりの表現の仕方がちょっと雑だったかな? ミス・アメリカに選ばれることでしか自分の存在価値はないと思い込む母と、そのために実の子であることを偽り育てられた娘。二人が真の愛を勝ち取るまでをコミカルかつ感動的に描く。主演はミニー・ドライヴァーでしっかり者の親友にはジョーイ・ローレン・アダムズ。小憎らしいけどとても可愛らしいモナの娘には、「ポーリー」のハリー・ケイト・アイゼンバーグが演じています。 貧しい家庭に生まれ、親の愛情に恵まれずに育ったモナ(ミニー・ドライバー)は、自分が世間に認められるためにはミス・アメリカに選ばれる以外にはないと思うようになる。そのために幼い頃から涙ぐましい努力をしてきたモナは、過ちから未婚で産んだ娘さえも親友のルビー(ジョーイ・ローレン・アダムズ)に託し、ミスコン優勝を目指すのだった。事実を知ることなく7歳になった実の娘ヴァネッサ(ハリー・ケイト・アイゼンバーグ)は、モナを母ルビーの親友と信じ彼女のミスコン優勝のために懸命にサポートしていた。しかし、モナとの共通点の多さに疑問が膨らみ始めるヴァネッサであった。やがて、数々の裏工作が功を奏し、モナはみごと州代表となり全米決勝戦の舞台に上がるのだったが……。 モナの敵役でなんとかモナの足をひっぱろうとするレポーターを、レスリー・ステファンソンが演じているのですが、とてもキレイで彼女がミス・アメリカ役でも良かったかもしれません。もっと言うとミス・テネシーでモナの唯一の友達役を演じたキャスリーン・ロバートソンが、個人的に大好きでした。他にもキャスリン・ターナーなんかも出ていて、結構豪華な出演陣でした、流石サリー・フィールド。因みにミス・テキサスのブリジット・ウィルソンは、ピート・サンプラスの奥様です。 ちょっとラストが強引でアメリカ人が好きそうな感じで終っていますが、皆演技上手で面白かったです、お勧めします。ジョーイ・ローレン・アダムズとハリー・ケイト・アイゼンバーグの演技がとくにいいです。
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