 | 見事に僕も騙されました、皆に絶賛されている「ソウ SAW」のラストは読めた僕ですが、この作品には騙されました。リドリー・スコットにまんまといっぱい食わされました。 ニコラス・ケイジの潔癖症と言う設定もはじめはどうかなぁと心配しましたが、なんとか中盤前くらいから板についてきた感じがしました、演技はここ何作かでは最高に良かったかな。詐欺師というのも似合ってたな、サム・ロックウェルも大好きな役者さんなんですが、この詐欺師コンビはいいですね。 でアリソン・ローマン、さんざん「ホワイト・オランダー」のところで褒めましたが、ここでの演技は素晴らしいです、オスカーにノミネートされてもおかしくないです。オスカー獲っても下手だった演技の人とか沢山いますから、今回もとっくに二十歳超えているのに14歳の役でした。でも14歳のスクール・ガールに見えてしまうほど(少なくとも女子高生には見えました)いい演技してますね、最高でした。 ブルース・マックギルなんかの使い方も上手かったですね、彼も好きな男優さんなので元気な姿を見せてくれて嬉しかったです。 自らをアーティストと称する詐欺師のロイ(ニコラス・ケイジ)は、度を過ぎた潔癖症に悩んでいた。電話の受話器は毎朝消毒しないと落ち着かず、食器を汚すのが嫌で食事は缶詰ばかり。見かねた相棒のフランク(サム・ロックウェル)は、ロイに精神分析医を紹介する。病気の原因を探る内、ロイは会ったことのない娘・アンジェラ(アリソン・ローマン)の存在を思い出し、彼女を探し出す。一緒の時間を過ごすことで、癒されてゆくロイの心。だがロイの人生は、アンジェラの登場で思いもかけない方向へと転がり始める…。 この親子が大好きでしたが、「スティング」を思わせてくれるようなラストにはビックリしました、皆さんにも観ていただきたいので詳細は伏せますが・・・。 ラストの余韻も不思議と好きになります、リドリー・スコット恐るべし!です、大々的にお勧めします。
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