 | どうしてもローワン・アトキンソンは「ビーン」のイメージが強くて、何か出ているだけでおかしかったりしますよね。勿論「ラブ・アクチュアリー」や「ライオン・キング」なんかにも出演していますけど、やっぱりかなり変ですよね。 今回もイギリスの伝統とも言える『スパイ物』でコメディを演じているわけですが、悪く言うと”ドッチツカズ”、よく言えば”わりと上品に仕上がったスパイ・コメディ”といえるのではないでしょうか。 相手役はこれまたクセ者のジョン・マルコビッチ、頼りになる部下エージェント・ボフにはベン・ミラー。なんと共演にはオーストラリアのポップ歌手のナタリー・インブルーリア、唇の厚い美人好きの僕には嬉しかったです。監督はチャーミングなラブストーリー『スライディング・ドア(僕はかなり好きです)』のピーター・ハウイット。 MI7勤務の冴えない内勤情報部員ジョニー(ローワン・アトキンソン)は、突然重要任務に抜擢される。それというのも彼のせいでナンバー1のスパイには潜水艦のハッチを開ける暗号を間違って教え、エリート情報部員たちが一瞬のうちにテロで命を失ってしまったからだ。ロンドン塔で女王陛下臨席のもとひらかれた戴冠用王冠のお披露目会の警備を仰せつかったジョニーだったが、一瞬の隙を突いてフランス人の実業家パスカル(ジョン・マルコビッチ)の部下たちによって大切な王冠は奪われてしまう。 パスカルはイギリスの王位を狙っていたのだ。果たしてジョニーはパスカルの野望を打ち砕き、無事に王冠を奪還できるのか・・・? ストーリーはドタバタ・コメディです、ローワンはいるだけで笑えますから。 マルコビッチとローワンならもっと笑わせられるだろっ?って気もしますが、キチントした物語にするにはこんなバランスが丁度いいかもしれませんね。 ジョニーがローナに言う日本語もキレイに発音できています、中身は笑えるけど「こんなの使っていいのか?」って感じもします、個人的には大笑いしました、くだらなくて。 あまり期待して見ないと、かなり笑える作品だと思います、お勧めします。 あんまり気に入ったんで、「ナタリー・インブルーリア」の画像を載せておきます。 |