 | この映画は映画好きの友人に「僕向きの映画」だと勧められたのですが、まさしくその通りでした、ちょっと豪華な”東映マンガ祭り”のようでした。ショーン・コネリーやペータ・ウィルソン、”なんで貴様がシャーリーズ・セロンのフィアンセなんだ”スチュワート・タウンゼントなど、俳優さんたちも豪華です。監督はあの「ブレイド」のスティーヴン・ノリントンです。 1899年、ロンドン。英国銀行が世界征服を企む鉄仮面のリーダー“ファントム”率いる謎の軍団に襲撃された。一味は金品には手をつけず、古い海上都市の設計図面だけを盗んでいった。危機感を感じた英国政府は世界大戦の勃発を防ぐため、冒険家アラン・クォーターメイン(ショーン・コネリー)に対抗チームの招集を依頼。かくして、クォーターメインのもとにトム・ソーヤー(ショーン・ウェスト)、透明人間ロドニー・スキナー(トニー・カラー)、ジキル&ハイド(ジェイソン・フレミング)、ネモ船長(ナセールディン・シャー)、不死身の男ドリアン・グレイ(スチュアート・タウンゼント)、ヴァンパイアのミナ・ハーカー(ペータ・ウィルソン)という強者たちが集い、7人の超人同盟“ザ・リーグ”が結成される。 確かに色んな人が指摘している通り、物語に今ひとつ厚みが無いし人物描写も弱いかもしれません。 がこの映画はそれを補う楽しさが感じられるのです、「マジンガーZvsゲッターロボ」みたいな感じがたまらなくいいです。 そこにいるだけで画になってしまう男ショーン・コネリーも格好いいし、TV版「ニキータ」なんかに出ているペータ・ウィルソンの魅力も再確認しましたが、ドリアン・グレイを演じたスチュワート・タウンゼントは僕が観た中で一番よかった。 ドリアン・グレイが登場している時点で、この映画は凄いでしょ。細かいことには触れずに、この企画を映画として成り立たせたことを評価してあげたいです、僕は満足しました。 まだ観ていないけど「ヴァン・ヘルシング」もこんな感じなのかな、おもちゃ箱のようなこの作品、お勧めします。
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