 | ジョージ・A・ロメロ監督の“リビング・デッド・トリロジー”の第2作であり、恐怖映画の歴史的傑作「ゾンビ」を、CM出身の新鋭ザック・スナイダーが監督したアレンジ・リメイク・バージョンです。あのアルジェントとロメロとサヴィーニの不朽の名作、「ゾンビ」のリメイクという事でかなり期待していました。結果は・・・・。 まずあの”走るゾンビ”には抵抗を感じました、ダニー・ボイルが「28日後...」というのをとりましたがアレは一言もゾンビ映画だとは言っていないし、それなりにスピード感やテンポもあっていいストーリーでした。しかし本作は正当な「ゾンビ」のリメイクを名乗っています、名乗るのだったらそれなりのものをつくって欲しかったです。 けっしてつまらないとか駄作だとか言っている訳ではないのです、ただ「ゾンビ」の正当なリメイクを名乗るには許しがたいものがあると言っているのです。単なる新感覚のゾンビ・ホラーとしてなら、かなり面白い作品に仕上がっていると思います、ストーリーや俳優さんもしっかりしていますし。前作でピーターを演じたケン・フォーリーと、トム・サヴィーニも俳優として出演しています。 原因不明の感染症により死者たちが蘇り、次々と生者を襲い始めるという異常事態が同時多発的に発生する。襲われた人間にも急速に感染が拡大し、人類は刻々と激減の一途を辿ってゆく。間一髪で難を逃れた看護士のアナ(サラ・ポーリー)ら数名の生存者たちは、無人化したショッピング・モールに立て籠もり急場をしのごうとするが、そこには予期せぬ先客が待っていた。モールという閉ざされた空間の中での人間同志の争い、愛する者との別離、そして容赦なく迫り来る無数の屍の群れとの果てしない攻防…。絶望的な状況の中、アナたちは生き残りの最後の望みを賭けて改造バスでのモール脱出を試みる。 凄絶なサバイバルの行く末にアナたちを待っていた結末とは…!? 正当なリメイクだとするなら×、新しい時代の「ゾンビ物」だと割り切れば◎かな?映画版を観ていないけど「ディレクターズ・カット」のDVDを観た感じはこんなかな、”感染”という捉え方は好きじゃないな、あとやっぱり全力疾走のゾンビは反則だと思います。 |