 | 米国のティーンのカリスマであるアマンダ・バインズが主演し、「ラブ・アクチュアリー」や「ブリジット・ジョーンズの日記」などで女性の心を鷲掴みにしたコリン・ファース、ジョン・トラボルタ夫人のケリー・プレストン共演の青春コメディです。主演のアマンダ・バインズがその魅力をあますところなく魅せてくれる映画です、監督は『アリーmyラブ』や『ドーソンズ・クリーク』のデニー・ゴートン監督です。 ダフネ・レノルズ(アマンダ・バインズ)はニューヨークに住む17歳の女の子。愛情溢れる母親に育てられ、幸せいっぱいの日々を送っていたダフネにもたった一つだけ、どうしても叶えたい願いがあった。その願いとは、まだ一度も会ったことのない父親に会いたい、というもの。一枚の写真を頼りに、単身イギリスに渡ったダフネを待っていたのは、なんと自分の父親が、今まさに選挙運動真っ盛りの有名な政治家、ヘンリー・ダッシュウッド(コリン・ファース)だという驚きの事実。さらに婚約者と義理の娘までいたのだ!一方、ヘンリーの娘として突如現れたダフネの存在に、今度はダッシュウッド家の人々が一同唖然。典型的なアメリカの娘ダフネは伝統歴史に彩られたイギリス社交界に一大騒動を巻き起こし、遂にはヘンリーの政治生命にまで影響を及ぼしてしまうことに!父の愛を獲得するため、ダフネは堅苦しい社交界に馴染もうと懸命に努力することを決意するが・・・!? イギリスの議会は日本と同じく上院・下院の二院制をとっているが、上院は世襲貴族・一代貴族・司教等から構成されて、下院は選挙によって選出されます。貴族であるヘンリーは選挙で選出されなくても上院議員となれる資格を持っていますが、あえてその議席を返上し下院議員の選挙に立候補することになったのです。こういう正義感の塊みたいな役を演じさせたら、コリン・ファースはピッタリですね、「ラブ・アクチュアリー」や「ブリジット・ジョーンズの日記」でもそんな役柄でしたもんね。とにかく演技も上手いし悪役が似合わない顔立ち、ブラピやライアン・フィリップみたいな二枚目ではないですが、いい男ですよね。 アマンダ・バインズも参りました、全米のアイドル的な存在らしいですが僕もいっぺんで好きになりました。演技も自然だし楽しそうにダフネを演じています、楽しそうに演じてくれるとこちらも楽しくなりますよね、「プリティ・ウーマン」のジュリアは最高でしたもんね。いつもジーパン姿なんだけど、ドレスに着替えたらこれがまた凄くキレイ!演技も自然だからクドく感じないんですよね、まさにはまり役だったと思います。 おばあさまも執事もなんかいい感じです、何よりケリー・プレストンがいいです。 ラブ・ストーリーでまさか彼女がお母さん役をやるようになるとは・・・。「ザ・エージェント」ではトム・クルーズの強い恋人役をやったり、「ラブ・オブ・ザ・ゲーム」では迷える野球選手ケビン・コスナーの相手役をしたりしていたのですが・・・。でも相変わらず綺麗で素敵でした。 最近多い「プリティ・プリンセス」系のストーリーでつまらない、といった指摘もあるようですが、とても楽しくて「やっぱり映画は楽しくないと」と再確認させられる一本でした、期待以上に面白かったです。 この「ロイヤル・セブンティーン」、お勧めします。
|