説明 |
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ぼやけた邦題だが、原題はホラーとしてストレートな“私を地獄に引きずり込んで(Drag Me to Hell)”という本作。「スパイダーマン」シリーズで世界的ヒットメーカーの座に就いたライミがその原点に返り、デビュー作「死霊のはらわた」や後の「ダークマン」に通じる、少々カルト性もあるが多くの観客にもアピールしうる、普遍的な恐怖とブラックユーモアの両者をおり混ぜた、何とも楽しい佳作。全編を貫く“そこまでやるか!”という娯楽精神は、映画ファンの味方ライミの健在を示す。ヒロイン役は「ホワイト・オランダー」のアリソン・ローマン。 銀行のローン課で働く若い女性、クリスティン(アリソン・ローマン)。恋人クレイ(ジャスティン・ロング)と過ごす毎日に満足しながらも昇進を望み、そのために、不動産ローンの延長を懇願する老女、ガーナッシュ夫人(ローナ・レイヴァー)の申請を拒絶する。だが、夫人は行内で暴れ、警備員によって外に出される。その夜、仕事を終えたクリスティンは夫人の待ち伏せに遭い、不気味な呪文(スペル)を浴びせられる。そして翌日から3日間、呪文のせいか、クリスティンは恐ろしい現象の数々に襲われる。 |