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「クローズZERO II 」をお勧めします。

三池監督の、青春不良ドラマの続編です。

説明
高橋ヒロシの人気コミック「クローズ」を独自のオリジナル・ストーリーで実写映画化して大ヒットした「クローズZERO」の続編。引き続いて鈴蘭高校の “てっぺん(頂点)”をめざすワイルドな高校生、滝谷だが、“殺しの軍団”の異名を持つ他校、鳳仙学園の不良軍団を相手に、命がけの戦いに臨むことに……。滝谷に真のリーダーシップが問われるという、新たなテーマが魅力的。前作同様、三池監督ならではのキレのいい演出、キャストの体をはったアクションも見ものだ。金子ノブアキ、三浦春馬といった新キャストも要注目。


 不良生徒たちが抗争を繰り広げるも、天下を統一する存在がいまだにいない鈴蘭高校。そんなある時、好戦的な鳴海をリーダーとし、鈴蘭すら圧倒しかねないパワーで勢力を拡大する鳳仙学園が、かつての休戦協定を破って鈴蘭の生徒たちに襲撃をしかけるという非常事態が。ケンカの強さで一目置かれる存在になった鈴蘭の3年生、滝谷(小栗旬)だが、今何をすべきか分からず、只でさえまとまりに欠ける鈴蘭の不良たちは彼への苛立ちを隠せず・・・・・。



鬼才・三池崇史監督が人気コミック『クローズ』の前日譚として、完全オリジナル・ストーリーで実写映画化したバイオレンス・アクションの続編です、前作から数ヶ月後の鈴蘭高校の前に因縁深いライバル高校が立ちはだかり、新たな頂上決戦が繰り広げられていきます。

鈴蘭制覇を狙い最強の男“リンダマン”こと深水元基演じる林田恵に何度となく敗北を喫した小栗旬演じる源治、そんな鈴蘭に“殺しの軍団”と言わしめる鳳仙学園が刺客を送り込んできた、両校はかつての因縁から以来休戦協定が固く結ばれていた。
しかしトップの金子ノブアキ演じる鳴海大我率いる鳳仙の侵攻が始まったことで、再び壮絶な抗争の火蓋が切られてしまうが鈴蘭側は空中分解寸前の源治とGPS軍団、沈黙を続ける山田孝之演じる芹沢率いる芹沢軍団や好き放題の1年グループといったバラバラな状態。
そんな中1年にして幹部入りを果たした鳳仙のスーパー・ルーキー、三浦春馬演じる美藤竜也が虎視眈々と暗躍し始めていた・・・。

あの鈴蘭高校の“アツいカラスども”のバカで熱いアイツらがまた帰って来ました、今回は小栗旬に山田孝之にやべきょうすけや高岡蒼甫に桐谷健太の主要キャストが再集結するほか、ロックグループRIZEの金子ノブアキと「恋空」の三浦春馬がそれぞれライバル校のリーダーとルーキー役で出演、勿論遠藤憲一さんや岸谷五朗さんにやべきょうすけ達も出演していて盛り上げてくれています。

鈴蘭vs鳳仙という図式の中で鈴蘭・源治や芹沢軍団対鳳仙・鳴海に尾藤らの対決に加え、源治の父でヤクザの組長滝谷の運命や生き様などが“鬼才”で“天才”の三池崇監督によって、昔ながらの『拳一つでのし上がる』という学生のケンカに明け暮れる日々を描いていました。

今回はリンダまんに小栗旬演じる滝谷を皆が呆れる場面から始まりますがやっぱりリンダまんは強いですよね、それから鳳仙の尾藤という奴を鈴蘭の川西が刺し殺して少年院から川西が出所してくる場面から始まります、鳳仙とは休戦協定が結ばれていて山田孝之演じる芹沢は川西を匿うが手出しはしない、そこへ源治が現れ鳳仙のヤツらに手を出したことから事態は動いていきます。

源治率いるGPS軍団と芹沢軍団に亜流の組織が纏まらずバラバラ状態の鈴蘭高校、桐谷演じる時生はなんとかGPS軍団と芹沢軍団をまとめて鳳仙と闘おうとします、この辺りは昔からの“ヤンキー映画の王道”と言った雰囲気を醸し出しているんですよね、こういった感じの不良青春ドラマ好きにはにはタマらないストーリー展開も良かったかな。

相変わらず血の気の多い大馬鹿者たちの闘いが描かれていますが僕ら世代は『相爆』や『ビーバップ』、やっぱり喧嘩は武器を使わず素手が基本で加減というか限度があって相手が死なないようにするのが基本、こういったところが僕たちオールド不良青春ドラマ好きの心をくすぐります。

遠藤憲一さんや岸谷五朗さんにやべきょうすけに黒木メイサちゃんなども出てきますが、1作目に続きやべきょうすけがここでも弱いヤクザ落ちのカタギの男を熱演、岸谷五朗さん演じる組長で源治の父親役も格好良かったです、鷲尾役で波岡一喜が当たってましたが人相悪くて今回も悪役でしたが何時かいい役やらせたいですね、鳳仙の“限度しらない”漆原や鳴海など新しい魅力も用意されていました、ただ前作の方が映画としては上だったかな、お勧めします。