 | スーパーヒーローだが事件や事故を力で解決するため、かえって市民に被害をもたらすなど、正義の味方なのに厄介者。仕事嫌いで昼から酒びたりという、ユニークさでは空前絶後の主人公がハンコック。しかし、カリスマ性があり、二枚目も三枚目も演じられる貴重な個性のウィル・スミス(「アイ・アム・レジェンド」)だからこそ魅力的かつ活き活きと演じ、大ヒットも納得。スケールの大きなスーパー・アクションの数々、中盤に待ち受ける驚愕の急展開など、ラストまで一気呵成に楽しませる痛快編だ。監督は「キングダム/見えざる敵」のピーター・バーグ。共演にシャーリーズ・セロンにジェイソン・ベイトマン、トーマス・レノン
ロサンゼルス。空を飛び、怪力を持つ男ハンコックは犯罪や事故が起きると現場に急行する超人ヒーロー。しかし、やたらと物を壊すせいで市民から非難されることも多く、愚痴をこぼしたり飲酒でストレスを発散したりしてはまたイメージを下げる毎日。彼は会社で成績が悪いPRマン、レイを偶然助けたことから正義の味方としてイメージアップする計画を彼から持ちかけられるが、それはハンコックに1度刑務所に入れというもので……!?
ウィル・スミスがトラブル・メーカーのヒーローに扮したアクション・コメディでした、空を飛び並外れたパワーで様々な事態を解決し人々に尊敬されるはずが、その粗暴な解決過程と言動で嫌われ者となっているスーパーヒーローの成長と活躍を描きます。
ロサンゼルスに暮らす酒浸りの自堕落な男ウィル・スミス演じるハンコックは、実は不死身で空も飛べしかも驚異的なスーパー・パワーの持ち主で事件が起きればすぐさま現場に駆けつけて解決するが、事件の度に周囲へ大損害を与える乱暴なやり方と何一つ反省しないぶっきらぼうな態度が災いし人々から非難されてばかり。 そんなある日踏切内で身動きがとれなくなり列車に轢かれそうになった車をいつもの強引さで救う、その車を運転していたPR会社勤務のジェイソン・ベイトマン演じるレイにとって命の恩人となったハンコックは、彼から正義のヒーローとしてのイメージ・アップ計画を持ちかけられるのだが・・・。
日本大好きでサービス精神旺盛なウィル・スミス主演で2008年夏にヒットしたダイナミックなアクション・ファンタジーでした、昼間から酒を飲んで暴れるなど“史上初の嫌われ者スーパーヒーロー”であるハンコックが大暴れします、たまたま広告代理店員のレイを助けたことから彼に“汚い・酔っ払い・嫌われ者”といったイメージを払拭すべく、ハンコックは名実共に『スーパー・ヒーロー』の座を歩んで行くことになりますが思わぬ落とし穴が行く手を阻みます。 ハリウッドは最近(去年の夏前くらいからかな?)アメリカン・コミックの映画化で賑わっています、ほとんどが原作のあるものばかりすがその中で「ハンコック」はまったくのオリジナルのスーパーマンの話です、それも史上一番の汚くて無謀で乱暴者のヒーローで動き出せばその力は超人的、空に飛びあがれば地面のアスファルトは粉々になるという有り様でしたが素行はメチャメチャ破天荒。
やってることもヒドくて踏切で渋滞のため線路に立ち往生したレイの車を助けるために突っこんできた列車をペチャンコに、浜に打ち上げられ動けない鯨の尾を片手で持って海に投げ飛ばし沖に航行中の汽船にぶつけてしまいます、そんなハンコックがエージェントのPRマンのレイに出会いたしなめられて庶民に愛されるヒーローを目指し、面白おかしく奮闘しますが意外な展開に発展して行きます。
レイの言う通りに行動して刑務所から助けを求められ警官には『グッド・ジョブ』と声をかけ、やがてハンコックはスーパー・ヒーローとなりレイや妻のシャーリーズ・セロン演じるメアリーやその息子アーロンと絆を深めて行きますが、ある日突然幸せな“ヒーロー生活”が当たり前になってきていたハンコックに非常事態が起こり・・・。
何故ハンコックは普通の人間から一夜にしてスーパー・ヒーローになり記憶を失ってしまっていたのか、良きヒーローとなろうとするハンコックの前に意外な人物がたちはだかるのですが本当に意外な方向にストーリーは展開していきます、何故妻のメアリー役にシャーリーズ・セロンが使われているのか・なっているのかも次第に分かってきます、ハンコックの抱える謎とは果たして何なのでしょうか。
“クズ”のまんまのハンコックも魅力的ですがそれからのハンコックもさらに魅力的、とにかくハチャメチャでラストまで見てしまうことでしょう、とにかく笑い続けて楽しい作品でした、お勧めします。
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