 | 香港出身の双子の兄弟監督、オキサイド&ダニー・パンが2002年に発表して一躍話題を呼び、以後シリーズ化もされた大ヒット・ホラー「the EYE【アイ】」。 そのリメイク権をトム・クルーズの製作会社が獲得し、「シン・シティ」の人気若手女優ジェシカ・アルバの主演でハリウッド・リメイクしました。角膜の移植手術を受けて視力を回復したものの、以後現実を超えた出来事まで見えるようになってしまったヒロインの、不安と恐怖をスリル満点に描いていましたが・・・。
幼い頃に視力を失ったものの、いまや将来を嘱望される若手バイオリニストに無事成長したシドニー(ジェシカ・アルバ)は、姉ヘレン(パーカー・ポージー)の勧めで思い切って角膜の移植手術を受けることに。手術は成功し、彼女の視力は次第に回復していくが、と同時にシドニーは、自分が実は他人には見えないものまで目にしていることに気づいて慄然とする。それには何かワケがあるに違いないと考えた彼女は、医師のポール(アレッサンドロ・ニヴォラ)の助けを借りて、角膜の提供者を調べる決意をするのだが…。
パン兄弟監督による大ヒット・ホラーをジェシカ・アルバ主演でハリウッド・リメイクしたものです、盲目のヒロインが角膜移植手術を受けたことで、ドナーの人生に訪れた悲劇を追体験してしまう恐怖をスリリングに描きます、監督は「THEM ゼム」のダヴィド・モロー&ザヴィエ・パリュ。
ロサンジェルスのジェシカ・アルバ演じるシドニー・ウェルズは盲目ですが将来を嘱望される若手バイオリニスト、姉パーカー・ポージー演じるヘレンの勧めで角膜移植手術を受け手術も無事成功し徐々に視力を獲得。 医師のアレッサンドロ・ニヴォラ演じるポール・フォークナーの治療を受けながら、目の見える生活に慣れていくがやがて実際には存在していないものまで見えていることに気づきはじめ、原因がドナーにあると考えたシドニーは提供者となった人を調べはじめますが・・・。
角膜の移植手術を受けてから現実を超えた出来事まで見えるようになるヒロインの不安と恐怖、アジアン・ホラーのヒット作「the EYE【アイ】」をジェシカ・アルバ主演で放ったハリウッド・リメイクでした、僕はオリジナルのパン兄弟の「the EYE【アイ】」を観ていたしジェシカ・アルバも大好きだったので、アメリカで2週目にはベスト10外に落ちましたが楽しみにしていました。
角膜移植した主人公の女性が移植された角膜がもとで見えるはずの無いモノが見えたり、成績表を気にする少年が現れたり大きな炎が見えたり“死に神”のように死者をエスコートするヤツが見えたり、そして病院で仲良くしていた子が亡くなって彼女と撮ったスナップ写真から彼女はやはり“この角膜はおかしい”と思い出して、ドナー提供者を探し出しますがこの辺りはオリジナルに比較的忠実につくられていました。
しかしやっぱりハリウッド版のリメイクは『ワン・ミス・コール』も『リング』もそうでしたが、映像は物凄く美くリメイクしていてオリジナル版を超えるようなリメイクをつくり上げます、でもどうも日本やアジア特有の“湿気”というか“ジメジメ”とした感じが上手く出てきませんね、ドナーのアンナの存在を知りシドニーやポールはメキシコへ行きますがもっとアンナの事やそこからのことを丁寧に描いて欲しかったです。
アンナ・マルティネスの存在を知ってからの展開がちょっと早すぎましたが、アンナの母親役でレイチェル・ティコティンが出ていたしタムリン・トミタも少し出ていて嬉しかった、ハリウッド・リメイクは重要な所を描ききれていないように思えましたがまぁまぁ合格点でした、お勧めします。 |