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「シティ・オブ・メン」をお勧めします。

五輪はリオに決まりましたが、現実のリオのスラムは怖ろしいです。

画像:cityofmen.jpg説明
リオに実在するスラムのファヴェーラに住み、貧困や暴力に苦しむ少年たちを描いた「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督がプロデュースし、ファヴェーラのもう1つの青春群像を描いたバイオレンス・アクションです。
子供たちが銃で武装した光景は引き続いて衝撃的でしたが、躍動感・臨場感にあふれる映像美や絶望の向こうに見える希望は健在でした。一部の出演者も「シティ・オブ・ゴッド」と同じで、メイレレスとTV版「シティ・オブ・ゴッド」に携わったパウロ・モレッリ監督は、本作には若者たちの“父親探し”というテーマも盛り込んだと語っていました。


幼い頃から実の兄弟のように育った18歳の青年2人、アセロラ(ドグラス・シルヴァ)とラランジーニャ(ダルラン・クーニャ)はリオのスラム《デッド・エンド・ヒル》で暮らす。アセロラに2歳の息子がいる一方、ラランジーニャは自分の父親を知らずに育った。そんなラランジーニャは自分の父に会ってみたいと望み、父探しを始める。やがて《デッド・エンド・ヒル》を牛耳る少年ギャング同士で仲間割れが起き、他の町のギャングやアセロラたちも巻き込んで、抗争に発展していく。



ブラジル・リオデジャネイロのスラム街ファヴェーラを舞台に暴力とドラッグに支配された子どもたちの日常を描き、世界に衝撃を与えた「シティ・オブ・ゴッド」のスタッフ・キャストが新たに描くファヴェーラ実録犯罪ドラマです、ギャングの抗争に巻き込まれていく2人の若者の葛藤と友情を描きます。

デッド・エンド・ヒルと呼ばれるスラム街の丘の縄張りをめぐるギャングの抗争に、幼い頃から兄弟のように育った2人の18歳の青年ドグラス・シルヴァ演じるアセロラとダルラン・クーニャ演じるラランジーニャが巻き込まれる。
アセロラは2歳になる息子クレイトンの存在によって父親としての自覚が芽生え始める、父親を知らずに育ったラランジーニャだったがそんな彼の前に長い間行方不明だった父親が現われる、やがてギャングの抗争に巻き込まれていく2人だがそんな中アセロラは自分の父がかつてラランジーニャの父に殺されたことを知ってしまう・・・。

前作に引き続き監督した「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督と、共に本作の基となったTVシリーズの製作に関わったパウロ・モレッリという事で期待していました、とにかく『シティ・オブ・ゴッド』が凄まじいバイオレンス作品でブラジルのスラム街の厳しい現実を描いていましたからね、今回はリオデジャネイロのスラム街ファヴェーラを舞台にギャングではない2人の青年アセロラとラランジーニャの友情と葛藤の物語を軸に描かれていまし。

“デッド・エンド・ヒル”というスラム街の丘を舞台に繰り広げられるギャングの抗争と、それに巻き込まれた2人の親友同士の友情と心の葛藤が描かれていましたが世界には沢山の子供達が悲惨な目に遭っていますね、そういった現実をここでも紹介されていますが子供達が当たり前のようにピストルや機関銃を振り回す現実は恐ろしくて哀しいですね、アフリカ大陸の後進国やインドに中東も酷いですが前作『シティ・オブ・ゴッド』で南米のブラジルの“神の街”と呼ばれるスラム街も凄まじいことを教えてくれました、この『シティ・オブ・メン』では“デッド・エンド・ヒル”と呼ばれるスラム街が出てきて『シティ・オブ・ゴッド』のような残虐なシーンもありました。

リオのスラム街ファヴェーラではラランジーニャの従兄マドゥルガド率いるギャングの巣窟となっていて、ナンバー2のファネストやラランジーニャの恋人カミラの兄フィエラも裏切り妹のカミラが頭の気を刈られたりします、アセロラの妻のクリスは仕事を求めてアセロラと幼いクレイトンを残して都会に行き残されたアセロラは“デッド・エンド・ヒル”の抗争に巻き込まれ、ラランジーニャは捜していた父親エラウドとやっと出会えましたがそこからまた物語が始まります。

やっと出会えた父親との時間を楽しもうとするラランジーニャと子供ギャング団の抗争に巻き込まれるアセロラ、果たして二人の友情はどうなってしまうのでしょうか、前作のスラム街での子供達の厳しい現実に今回はアセロラとラランジーニャの友情を上手に絡めた作品でした、先に『シティ・オブ・ゴッド』を見てこちらを見る事にしましょう、お勧めします。