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「ラスベガスをぶっつぶせ」をお勧めします。

予想とは少し違いましたが、期待した通りだったかな。

画像:lasvegas95.jpg説明
その優秀な頭脳をヘッドハンティングされ、ブラックジャックの必勝法とカジノの攻略法を叩きこまれた末、いざラスベガスに乗り込んだマサチューセッツ工科大学(MIT)の学生たち。そんな彼らを待ち受ける山あり谷ありの意外な運命を、実話を基にスリリングにつづった痛快編がこの「ラスベガスをぶっつぶせ」です。
主演は「アクロス・ザ・ユニバース」で、若きポール・マッカートニーにそっくりな主人公を演じた新星ジム・スタージェス、共演は「ブルークラッシュ」のケイト・ボスワースやケヴィン・スペイシー、ローレンス・フィッシュバーンなど。



理数系大学の最高学府、MITの学生たちの中でもひときわ頭脳優秀なベン(ジム・スタージェス)。ハーバード大メディカル・スクールへの進学と奨学金を交付をめざすが、狭き門で競争は厳しく、とはいえ高い学費を自分で捻出するのは至難の業。そんなある日、ベンは教授のミッキー(ケヴィン・スペイシー)から、ブラックジャックの必勝法をマスターしてカジノで儲けようと、彼の研究チームに加入を勧められる。かくしてベンはジル(ケイト・ボスワース)ら仲間たちと修業を積み、ラスベガスに乗り込むが……。



ベン・メズリックのベストセラー・ノンフィクション『ラス・ヴェガスをブッつぶせ!』を映画化したエンタテインメント青春ストーリーです、理論的に編み出した必勝法でラスベガスのカジノから大金を巻き上げるエリート学生グループを主人公に、彼らとカジノ経営者とのスリリングな攻防と次第に葛藤渦巻く学生グループ内の人間模様を描きます。

理系大学の最高峰MIT(マサチューセッツ工科大学)の学生ジム・スタージェス演じるベン・キャンベル、医者を目指していたがベンの頭脳に目を付けたケヴィン・スペイシー演じるミッキー・ローザ教授が彼を自分の研究チームに勧誘、研究テーマは“カード・カウンティング”というブラックジャックの必勝法を習得するというもの。
ためらうベンだったがチーム内に憧れの美女ケイト・ボスワース演じるジルがいたこともあり学費のためと参加、やがてトレーニングを積んだチームは満を持してラスベガスへと乗り込むと、みごと作戦通り大金を手にすることに成功するのでしたが・・・。

主演はジム・スタージェスで一瞬僕はダニエル・ブリュールかと思うくらいカッコ良く見える時もありました、ジル役のケイト・ボスワースも出ていましたが彼女もスッカリ大人になってこちらも一瞬“ナタリー・ポートマン”かと思いました、本作の製作陣にも名を連ねるケヴィン・スペイシーに『本来はこういう役が多い』ローレンス・フィッシュバーンなんかも出ていてしっかりと存在感を発揮してくれました。

この映画はアメリカでもヒットしましたし“カード・カウンティング”というブラックジャックの必勝法も楽しみでした、僕はポーカーは好きですがブラックジャックはブラフやハッタリが効かなくて難しいからあまりやらないのですがそんな僕にも勇気をくれる作品でした。

冷静で頭が良くて回転も早いベンに目を付けたミッキー教授はハーバード大学医学部に決まったベンを仲間に、仲間のフィッシャーの妬みにあったりベンの暴走で怒ったミッキー教授に見捨てられコールにもバレて一文無しになったベン、MITの卒業やハーバードの医科大にお金まで失ったベンはある大きな作戦を立てて最後の戦いに望みます。

最初は『医学部での学費を稼ぐため』と『好きだったジルの側にいられるから』とはじめましたが、いつの間にか一緒にロボット大会を目指し一緒に過ごしてきた仲間を忘れお金を稼ぎジルを自分のモノにしたいという欲求にかられてきます、そんな時ベガスのホテルの用心棒のローレンス・フィッシュバーン演じるコールに“カード・カウンティング”を見つかってしまい、仲間の妬みやミッキー教授の裏切りにあいながらも前を向き男として成長していく物語です。

こういうベガスでの“ブラック・ジャック”や“ポーカー”を題材にした映画にありがちな難しい用語の乱立や、難しいストーリー展開にはならなくてその辺は凄く良かったです、『チキン・ディナー』にありつくためにギャンブラーたちは沢山の試練に立ち向かいます。

もっとラストのベンたちの仕返しの場面を盛り上げても良かった気もしますがあんなものでも良かったですかね、楽しい青春ドラマでした、お勧めします。