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「HATCHET/ハチェット」●をお勧めします。

”スーパーB級”の、スラッシャー・ホラーでした!!

画像:hatchet.jpg説明
ナタを手に人々を襲う、異形の殺人鬼ビクターの恐怖を描いたスラッシャーホラーでした。
恋人に振られた気晴らしに、ジョエル・デヴィッド・ムーア演じるベンは友人を誘い“深夜の怪奇沼ツアー”に参加します。しかし、道すがらボートが座礁してしまい、一行は忌まわしい”ビクター”の伝説の残る土地に上陸することになり、そこから怖ろしい出来事が繰り広げられていきます・・・・。
『エルム街の悪夢』フレディを怪演した名優ロバート・イングランドや、『13日の金曜日』シリーズでジェイソンを怪演した、ケイン・ホッダーが殺人鬼役を再び熱演していました。


 恋人に振られた気晴らしに旅行に出かけたベン(ジョエル・デヴィッド・ムーア)は、友人マーカス(デオン・リッチモンド)を誘って「深夜の怪奇沼ツアー」に参加したが、ボートが岩に座礁してしまう。仕方なくボートを捨て、歩いて助けを求めることにした一行が上陸したその地は、昔から忌まわしい伝説が残る土地であった。その伝説とは、人と違う姿で生まれてきた少年ビクターは、父親と人目をさけて森の山小屋で暮らしていたが、あるハロウィーンの夜、子供たちの悪戯が発端で悲惨な死を遂げ、その亡霊が今でも彷徨っているというものであった。そしてベンたちの目の前に、あの山小屋が現われる。小屋へと近づいた瞬間、恐ろしい姿をした大男が斧を手に、襲い掛かってきたのだった。次々と惨殺されてゆく仲間たち。ビクターは秘かに生き続け、森の中で人間たちを狩っていたのだった。ベンとマーカスたちは、果たして「人間狩人」から逃れることは出来るのであろうか・・・。



ジェシカ・ビールの『テキサス・チェーンソー』にロブ・ゾンビ『ハロウィン』&マイケル・ベイ『13日の金曜日』はじめ、伝説の殺人鬼が続々復活の中で米国80年代ホラーのスタイルを継承する、新たなスラッシャー・ホラーの傑作がついに日本上陸しました、殺人鬼ビクターによる猟奇事件を描いた凄惨スプラッタ・ホラーです。

失恋のショックを癒やすためにジョエル・デヴィッド・ムーア演じるベンは「深夜の怪奇沼ツアー」に友人のデオン・リッチモンド演じるマーカスと参加、しかしこの沼には“殺人鬼ビクター”という生まれつき異形だったがイタズラにより死亡して以来、亡霊となってナタを手に人々を襲うと言われている。
しかしボートが座礁してしまいベンやタマラ・フェルドマン演じるメリーベスらツアーの一行は、忌まわしい伝説の残る土地に上陸することに・・・。

ロバート・イングランドやトニー・トッドといったホラー映画に欠かせない役者さんも出演してましたね、いかにもこの“キャンディ・マン”と“フレディ”を出演させて何にもさせないというのも素晴らしかったです、『13金』シリーズでジェイソンを演じていたケイン・ホッダーが再び殺人鬼役を演じていました、紹介では“新たなスラッシャー・ホラー誕生”とありましたがこれだけ低予算でスプラッター・シーンやグロ・シーン満載で、多分B級の映画に分類されてしまうのでしょうが凄く楽しめた“超B級のホラー映画”で“新たなスラッシャー映画誕生”の名に恥じない映画でした。

“マルディグラ(乳出し祭り?)”のお祭りの真っ最中に失礼の傷心旅行に来たベンとマーカス、タマラ・フェルドマン演じるメリーベスが父ロバート・イングランドと兄を殺された恨みを晴らすためにこのツアーに潜入します、ツアーが化け物に出会うまでが45分くらいかかるんだけどそこからのテンポが早くて良かった、最近流行りのビクターが上顎と下顎を裂くという素晴らしいスプラッター・シーンや珍しい“首ネジり切り”シーンが見られたり、その後もテンポの良いツアー軍団対強すぎる反則スレスレのモンスターのビクターとの壮絶な死闘・サバイバル戦が続きます。

なにしろあまり特殊メイクにお金をかけているように思えませんがスプラッター・シーンが素晴らしかったです、ビクターが斧〈ハチェット〉を振り回して人々を殺しまくりやがてクライマックス付近でちょっとしたドンデン返しがあります。

“そう来たか”と思わせて、ラストにはまたもっと大きな大どんでん返しがあって“最後にこう来てこう来てこう来たか”といくつもの仕掛けがあってテンポの良い物語をより一層面白くしてくれてました、拾いモノの一つと片付けてしまうのには勿体無い作品でした、お勧めします。