 | プレイヤーがヒットマンとして暗殺任務を遂行する人気ゲームソフトを、フランス出身の俊英監督ザヴィエ・ジャン監督が実写映画化したスタイリッシュな犯罪アクションです、「ダイ・ハード4.0」のティモシー・オリファントが主人公の冷徹な暗殺者エージェント47を好演していました。 スキンヘッドの後頭部にバーコード、2丁拳銃を構えたその姿はゲームから抜け出たようにそっくりだとか(ゲーム知らないものですから)。さらに事件の鍵を握る娼婦役には、「007/慰めの報酬」のヒロインに抜擢されたオルガ・キュリレンコと旬のキャストがそろいました。ホテルや地下鉄など多彩な舞台で展開する、アクションが見ものの拾い物の1作でした。
非合法活動を行う“組織”のエース級暗殺者、エージェント47(ティモシー・オリファント)に与えられた新たな任務は、ロシアの有力政治家ベリコフ(ウルリッヒ・トムセン)の抹殺。だが、正確に頭を打ち抜いたにもかかわらず、ベリコフは生きていた。あげく、47は密告によりインターポールとロシア連邦保安庁から追われる身となった。誰かがベリコフの替え玉を使い、47を罠にかけたのだ。追っ手から逃れながら真相を探る47は、鍵を握ると思われる謎の娼婦ニカ(オルガ・キュリレンコ)に接触するのだが……。
世界的人気ゲームソフトを映画化したスタイリッシュ・ガン・アクション・ムービーでした、主演は「ダイ・ハード4.0」のティモシー・オリファントで共演に「M:I-2」のダグレイ・スコットと次期ボンドガールに決定したオルガ・キュリレンコ、監督はフランスの新鋭ザヴィエ・ジャンです。 全てが謎に包まれた冷血非情な暗殺者ティモシー・オリファント演じるエージェント47。彼はターゲットのロシア大物政治家ウルリッヒ・トムセン演じるミカイル・ベリコフを狙撃するが罠だと知り、やがて彼は事件の鍵を握る謎の娼婦オルガ・キュリレンコ演じるニカ・ボロニナと出会う、陰謀の首謀者を突き止めるためニカを連れて復讐に乗り出した47だったが・・・。
名前すら持たず殺人マシーンとして生きることのみを許された究極のヒットマンのティモシー・オリファント演じるエージェント47を主人公に、人気ゲームをスタイリッシュな映像で実写映画化した犯罪アクションですが「ヒットマン」なんてド直球のタイトルの映画なんて・・・と思いましたが、『シューター』と同じくこれが意外な“ヒロイモノ”で面白くてい楽しくて分かり易い映画でした。
原作はヒット・アクション・ゲームだそうですが僕はゲームを知らないのでなんとも言えませんが、『ダイ・ハード4,.0』のティモシー・オリファントは“スキンヘッド”の方が似合っていましたね、彼を追い詰めようと世界を飛び回るインター・ポールのダグレイ・スコット演じるホイッティア警部、そして共に“ロシアの裏社会”から狙われることになるボンドガールのオルガ・キュリレンコ演じるニカも魅力的な女性で可愛らしくて良かったです。
ロシアのベリコフ大統領を疎ましく思う強硬派と“エージェント”の組織に裏切られた一匹狼“エージェント47”は、オルガ・キュリレンコ演じる可愛いニカと一緒に自分たちをハメた者たちに復讐を挑むという単純明快なストーリー、アクション映画ですから派手なドンパチの銃撃戦や殺し屋同士のプロの緊迫感溢れた対決に組織との格闘も面白かった、“エージェント47”のティモシー・オリファントのアクションはCGもVFXも併用しながらスピード感やたっぷりのアクション・シーンは素晴らしかったです。
アクション映画に慣れていないからなのかわざとなのか、ティモシー・オリファントが時折見せる悪戯っ子みたいな表情がチャーミングで素敵でした、まさか『ダイ・ハード4.0』のあの悪役がこんなにカッコ良くスキンヘッドにバーコードのタトゥーの殺し屋を上手に演じるとは、ニカ役のオルガ・キュリレンコもセクシーでなかなかの力作でした、お勧めします。
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