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「ダーウィン・アワード」をお勧めします。

変ですが、なかなか面白かったです。

画像:DarwinAwardsRL.jpg説明
進化論を提唱したダーウィンにちなみその年の最も奇妙な死に方をした人に、愚かな遺伝子を絶ったという意味で贈られる実在の賞“ダーウィン・アワード”。このシニカルな賞を題材に、人間が愚かな行動を起こしてしまう心理にとりつかれた元警察プロファイラーの姿を描きます。
「マンデラの名もなき看守」の実力派俳優ジョゼフ・ファインズが主人公を怪演し、ウィノナ・ライダーがパートナー役で共演するほか、実話を元にした数々のエピソードでジュリエット・ルイスら多くの有名俳優が出演していました。カメオ的に登場する人気バンド、メタリカのライブ場面も見ものの一つですかね。


 ダーウィン・アワードのマニアで警察の心理分析官だったマイケル(ジョゼフ・ファインズ)は、血を見ると気絶する体質のため殺人犯を取り逃し、職を追われてしまった。彼は、“ダーウィン・アワード的要因”を持つ人間の愚かな行動が保険会社に損害を与えており、自分ならリスクを軽減できるといって保険会社に職を求める。会社側はその主張が証明できれば本採用すると約束し、マイケルは女性調査員シリ(ウィノナ・ライダー)と共にイレギュラー案件の再調査を始めるのだが……。



警察をクビになったプロファイラーが保険会社のために、おバカな死に方の事例を求めて全米各地を旅するさまを描いたドタバタ・ブラック・コメディです、主演は「恋におちたシェイクスピア」のジョセフ・ファインズで共演に「オータム・イン・ニューヨーク」のウィノナ・ライダー。

優秀なプロファイラーのジョセフ・ファインズ演じるマイケル・バロウズは血を見ると失神してしまうヘマで警察をクビに、そんなマイケルは愚かな死に方をした人を称えるインターネットの“ダーウィン賞”にハマっていた。
ある時この賞で取り上げられている人たちが保険会社に莫大な損害を与えていると確信、自分のプロファイリング能力でそのリスクを回避できると保険会社に自分を売り込み会社側はそれを証明できれば採用すると約束、マイケルは保険調査員のウィノナ・ライダー演じるシリをパートナーに全米各地のダーウィン賞候補の再調査に向かうのでしたが・・・。

まず『ダーウィン・アワード』というバカバカしい賞があるのは聞いたことがありましたが、それをモトにしてこんな映画が作られたのも笑ってしまいましたし“万引き女”のウィノナ・ライダーが出ているというのもちょっと笑えました、“ダーウィン・アワード”オタクのジョセフ・ファインズが西に東に奔走しますがこの人シリアスモノだけでなくコメディもイケますね。

ジョセフ・ファインズが“ダーウィン・アワード”にハマるお馬鹿な元警官の男を好演、優秀な警察のプロファイラーであり市警PRのためドキュメンタリーの題材にされますが“血液恐怖症”であえなくクビ、しかし“ダーウィン・アワード”オタクが効果があるかもと保険会社の調査員になるためにウィノナ・ライダー演じるシリを連れてアメリカ中の変な事件を調査します。

“早熟の天才”ジュリエット・ルイスが久々に元気な姿を見せてくれたのも嬉しかったですし、ミネソタで42年ぶりに車の盗難事件があってその被害者がこの作品が遺作となったクリス・ペン演じるスパロウさんでした、なんだかこれがクリス・ペンの最後の作品だと思うと寂しくなりましたがウィノナ・ライダーもマイケルのパートナーのシリを好演してました、相変わらずの美しさでなんで『役作りのドキドキ感を味わうため』なんて言い訳して万引きなんかしたんだろうと思いました、他にもデヴィッド・アークエットやロビン・タニーにトム・ホランダーなどもチョイ役ですが出演していました。

こんな所で『世界最速のインディアン』に出会えるとは思わなかったです、ジョセフ・ファインズ演じるバロウズが警官をクビになった原因の連続殺人鬼も出てきて見応えもありました、ブラックな笑いも効いていて結構面白く見られましたしエンドロール後もお楽しみに、お勧めします。