 | 日本ではWOWOWが初放送し、大人の女性の本音と友情を軽妙に描いて絶賛された「SEX AND THE CITY」。番組終了直後から噂された映画化がついに実現し、全米興収が約1億5300万ドルの大ヒットとなるなど、TV版を上回る大反響を呼んだのが本作です。 生涯独身を貫くかと思われたキャリーが恋人ミスター・ビッグとついに結婚か、という気になるストーリーを軸にしつつ、4人のヒロインのその後を丹念に描写。映画版らしくゴージャス感を高めてもTV版からブレることなく、これ以外は考えられないという最高の続編に仕上がりました、2011年に第2作が公開予定だそうです。
都会人の性を取り上げるコラムニストで、今やセレブに出世したキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)は、大富豪ミスター・ビッグ(クリス・ノース)との関係も順調。結婚嫌いを返上してビッグとの結婚を決心するが、意外な事態が……。一方、キャリーの親友3人だが、PR会社で働いていたサマンサ(キム・キャトラル)は年下の恋人の俳優スミスとLAに移住し、元アートディーラーのシャーロット(クリスティン・デイヴィス)は夫スティーブと共に養女を引き取って母親業に専念する一方、弁護士ミランダ(シンシア・ニクソン)は仕事と家庭の両立に悪戦苦闘し……!?
4人の独身女性のファッショナブルなニューヨーク・ライフを赤裸々に描き、日本でも女性を中心に社会現象をもたらした大ヒットTVドラマの劇場版でした、TVシリーズの最終話から4年後を舞台にヒロイン4人の友情とそれぞれ歩み始めた人生の行方を綴っています、監督はTV版で製作総指揮を務めたマイケル・パトリック・キング。
セックス・コラムニストのサラ・ジェシカ・パーカー演じるキャリーは新聞の連載コラムを辞めるものの3冊のベストセラー本を出版、PR会社社長のキム・キャトラル演じるサマンサは年下の恋人スミスとロサンゼルスに、元アートディーラーのクリスティン・デイヴィス演じるシャーロットは夫ハリーと中国人の養女を。 敏腕弁護士のシンシア・ニクソン演じるミランダは夫スティーブと子育てと仕事と家庭の両立に悪戦苦闘、そんな彼女たちの友情は今も固い絆で結ばれていたがある日キャリーはクリス・ノース演じるミスター・ビッグとついに結婚を決心するのだが・・・。
サラ・ジェシカ・パーカーにキム・キャトラル、クリスティン・デイヴィスにシンシア・ニクソンなどが、引き続き結婚に縛らない自由な恋愛を謳歌する4人組を楽しそうに演じていましたが、キャンディス・バーゲンやジェニファー・ハドソンなんかの芸達者さん達も加わってこのドラマを一緒に盛り上げていました、ジェニファー・ハドソンも歌わなくても立派に落ち込んだキャリーのアシスタントのルイーズを好演していたのには驚きました。
僕がこのドラマを見始めたのはサラ・ジェシカ・パーカー目当てではなくて、『マネキン』で青春スターのアンドリュー・マッカーシーと共演したセクシーで美しいキム・キャトラル目当てでした、キム・キャトラルは“愛とセックスに生きる女”という『マネキン』の清楚で誠実なイメージは影も形もなくなってしまいましたね、若い売り出し中の俳優スミスと恋愛・セックスを謳歌する独身主義者で欲しかった指輪をスミスから、欲しかった競売品の指輪を贈られて『あなたのパンツの中で2番目に好きなモノ』なんて答えていました。
クリスティン・デービスも前に見た時と全く変わらない美しいキャリーの女友達のシャーロットを好演、何にでもリアクションが大きくて僕はこういう女性大好きなんですが今回も何にでも喜怒哀楽を激しく表す、夫ハリーと養女リリーを育て上げる旅行先のメキシコで水を飲まないちょっと神経質な女性を好演、このシャーロットの存在が後々大きな意味を持ってきます。
今回はサラ・ジェシカ・パーカー演じるキャリーがミスター・ビッグことジェームズとマンハッタンのペントハウスを買い、彼と結婚を決意してさぁこれから結婚という時にミランダとスティーブが揉めてしまいそれを見た3回目の結婚となるジェームズが迷い、式の当日にドタキャンして物語は『セックス・アンド・ザ・シティ』は展開していきます。
キャリーがニューヨークの図書館で借りた『偉人達の恋文集』という本が素敵、キャリーのいらなくなった部屋を4人組とリリーで楽しそうに片付けたりして学生からの仲良し4人組を上手く表現、サマンサがウィンドウ・ショッピングした時のペット・ショップの女の子が可愛かったです、キャリーが夜食として食べるのが日本のカップ麺でしたしお寿司も出てきてすっかり“メイド・イン・ジャパン”はニューヨーカーに溶け込んでいるんですね、しかし男としてミランダとスティーブの問題は僕もミランダが悪いと思います、中々面白かったテレビ版の映画化作品でした、お勧めします。 |