 | 日本でも広く親しまれている歴史書「三国志」を、香港からハリウッドに渡って大物になったジョン・ウー監督が映画化するという壮大なプロジェクトでしたが、あまりのスケールにPartI・IIに分けることになったという2部作のPartIです。 約100億円の巨費を注いだスペクタクルは圧巻で、PartIIの見せ場“赤壁の戦い”で活躍する英雄たち(アジア各国から集められた超豪華キャスト競演!)を先がけて紹介しながら、ウーならではの華麗なアクションも満載であの”○○”も勿論出てきます。日本ではアジア映画史上最高のヒットを記録しました、PartIIを見る前に必見の映画でしたね。
西暦208年。中華を支配する曹操(チャン・フォンイー)が率いる80万の大軍は、漢の末裔である劉備(ユウ・ヨン)の軍を追い詰めるが、僅か2万の劉備軍は辛うじて逃げ延びることに成功。劉備軍の軍師、孔明(金城武)は、本来なら敵対する孫権(チャン・チェン)との同盟を劉備に進言し、みずから孫権のもとへ。しかし、孫権軍では曹操軍に対して降伏を望む声が強く、孔明は孫権の説得にも苦心する。そんな孔明は孫権が兄のように慕う司令官、周瑜(トニー・レオン)と面会することに。孔明と周瑜は意気投合し……。
「男たちの挽歌」「M:I-2」「フェイス/オフ」のジョン・ウー監督が、三国志の有名なエピソード“赤壁の戦い”を全2部作で描く歴史スペクタクル巨編の前編です、出演は周瑜役にトニー・レオンや諸葛孔明役に金城武など出演陣も豪華でした。
西暦208年。帝国を支配するチャン・フォンイー演じる曹操は80万の兵を率いて劉備軍・孫権軍の征討に向け南下を開始、劉備軍はわずか2万だが撤退が遅れ曹操軍に追いつかれるがバーサンジャプ演じる関羽とザン・ジンシェン演じる張飛の活躍でどうにか逃げ延びる。 軍師の金城武演じる孔明はユウ・ヨン演じる劉備に敵軍であるチャン・チェン演じる孫権との同盟を進言、自ら孫権のもとへと向かい孔明は孫権軍の重臣・ホウ・ヨン演じる魯粛の導きで孫権が兄と慕う司令官・トニー・レオン演じる周瑜と面会し、最初は互いに警戒心を抱いていたものの次第に2人は相手への尊敬と信頼を深めていく・・・。
本宮ひろしさんの漫画などで昔『三国志』にまつわる話を読んではいましたが知っているようであまり馴染みのないお話し、そして最近パットしなかった気がする金城武や『ラスト・コーション』のトニー・レオンが主演しているというだけで大ヒットとはどういうことかと思いました。
でも金城武演じる諸葛孔明やユウ・ヨン演じる劉備の名前などは知っていましたが細かい内容までは良く知らなかったし、ジョン・ウーが100億円かけそれでも足りなくてあと10円の私財を投げうって製作したのは知りませんでした、しかしこの「レッドクリフ Part1・2」は大当たりしてジョン・ウーは一安心でしたね、中身も大ヒットしたのが頷けるデキでとても面白い大作になっていました。
とにかく諸葛孔明役の金城武クンが少しシェイプしたのか精悍な顔つきで優れた軍師の諸葛孔明役を好演していました、アクション・シーンもアジアン・テイスト出まくりだったんですがハリウッドの凄いアクションに全く負けていませんでした、民のために戦う劉備も素晴らしかったし趙雲や関羽や張飛ら劉備軍の猛者たちも良かった、盾を翻して相手を怯ませたりするアクションもカッコ良かったですがこの『ベン・ハー』にも劣らないアクションを欧米人が理解出来るか微妙です。
“三国志”の中から“赤壁の戦い”というものを中心に映画化しらしいのですが、“レッド・クリフ赤壁”とはトニー・レオン演じる周瑜が駐屯している場所のことでそこの景色も佇まいも凄く雰囲気があって良かった、中村獅童が甘興という孫権の軍の将軍で粗暴なんだけど情に脆いというピッタリな役所だったしパート2での活躍も期待、小喬役にはこれが映画初出演とは思えないリン・チーリンでヴィッキー・チャオが孫権の妹尚香役で男勝りのお転婆娘頑張っていました。
“パート1”ということで前編ですが後編の“パート2”も楽しみになりました、“赤壁の戦い”の続編もドキドキワクワクの展開となりそうで戦闘シーンのあい間の人間ドラマも楽しみ、ジョン・ウー監督大好きの“ハト”もちゃんと出てきました。
とにかくトニー・レオンは相変わらずのカッコ良さだったし金城武クンも一回りも二回りも進化したみたい、中村獅童やヴィッキー・チャオにリン・チーリンの活躍も楽しみでした、お勧めします。
しかしどうでもいいですが、チャン・チェン演じる孫権が僕には”痩せて男前になったピエール瀧”にしか見えないんですが・・・・、PartUでの活躍が楽しみです。 |