 | 全米大ヒット・コメディ「40歳の童貞男」と似たような邦題を持つこの「40cmの童貞男」、中身は同作品とまったく関係ないとはいえ、“童貞の喪失”という男性にとって重要なテーマ(?)を取り上げていて、そこで珍騒動が起きる趣向はこの種の作品のツボを外してはいません。 無名のB級女優たちの露出度の高さ、そしておおらか且つアバウトなギャグの数々はある意味すがすがしく、アメリカンなエロチック・コメディとして楽しめる非情に僕向きの作品に仕上がっていました。 監督・製作・脚本の3役をつとめたニック・ガイタジスは、08年秋現在“Without Borders”なる新作を準備中とのことです、「40歳の童貞男」の続編は残念ながら延期だそうです。
10代でまだ童貞のシルバー(パトリック・チェンソプラノ)は、両親と同居しているサエない少年。ようやくシーラ(トリッシュ・コーエン)という恋人ができ、これで童貞を捨てられると避妊具を買いに行くが、そこで試しに特大サイズのコンドームを買ったばかりに悲劇が。彼が性的にホットで魅力的だと誤解した女性たちが次々と彼に言い寄って来るように。一方“処女ハンター”の異名をとるブラッド(シャイロ・フェルナンデス)がシーラを狙っている気配で、シルバーはシーラをブラッドに寝取られないか焦るはめに……!?
特大サイズのコンドームを買ったばかりに、性豪という評判が独り歩きしてしまったティーンエイジャーの少年、彼を主人公に展開するおバカな爆笑エロチック・コメディです。
童貞男の悲しさかヤリたい気持ちが前面に出過ぎて、恋人のトリッシュ・コーエン演じるシーラに振られてしまったパトリック・チェンソプラノ演じるシルバー。 しかも振られた原因にもなったコンドームは間違って買ってしまった馬並みの超ビッグサイズ、こんなの役に立たないと捨ててしまったシルバーでしたがそれをママが見つけてしまったからさぁ大変、ママは息子が超巨根と勘違いしその噂が街の淫乱熟女たちに、以来シルバーの行く先々にエロいお姉様たちが現れます。 一方“処女ハンター”の異名をとるシャイロ・フェルナンデス演じるブラッドが、シーラを狙っている気配で・・・。
久しぶりに下らないけど感動出来る“ダサ男君青春童貞物語”に出会えました、とにかく主演のパトリック・チェンソプラノ演じるシルバーが格好悪くはないけど肩幅は狭いしモテない君ぶりが素晴らしい、家族も変人ばかりで母親のジョセフィンも父親のサミーもピザ屋ペパローニを営むおバカなエルヴィス気取りの俳優を夢見る毎日、頼りない友達のアルトゥーロもバカ丸出しだしで笑えました。
デートしようと車真を停めればサイド・ブレーキ忘れで車は動きだすし、シーラにフラれてアルトゥーロに言われ付き合ったリタはベッドを吊して寝る変人でコトの最中シルバーは落ちて棺桶の中へ、とにかく主演のパトリック・チェンソプラノ演じるシルバーが良かったです、トリッシュ・コーエン演じるシーラもこの手の映画のヒロインにしておくのは勿体無い程キュートです。
ママのジョセフィンが美容院で『息子は40センチの巨根』だとジョージアおばさんについ洩らしてしまったことから、ストリッパーのウェンディやファイヤーさん等はシルバーの“40センチの巨根”を目当てに誘惑してきます、色っぽいフェリスは店に来てエッチもこれからという時にお尻を鉄板で火傷しますが最高におかしかった。
“毒グモ女”の異名を持つマーシー・ファイヤーに捕まったシルバーはエッチに夢中、しかし“毒グモ女”マーシーは過去に2人の旦那をセックス漬けで亡くす程の淫乱女、果たして“処女ハンター”のブラッドに狙われた可愛いシーラの運命は・・・。
シルバーのセックスを通じてですが成長していく課程が素晴らしかったです、ラストも面白いサイコーの“おバカ青年成長エロチック・コメディ”でした、お勧めします。 |