 | この作品は公開された時から気になっていました、内容もそうですがなんと言っても"ジャック・ブラック"が出ているからです。 いまやジャック・ブラックはかなりの大物になり、ハリウッドでもひっぱりだこ、でも全く演技の中身を変えないジャックは素敵です。近々オスカー監督の仲間入りを「ロード・オブ・ザ・キング」で果たした、ピーター・ジャクソン監督の作品に出るそうです、これも非常に楽しみです。 30を過ぎても定職に就かずにバンドでの成功を夢見る男デューイ、自分が作ったバンドから追い出され親友ネッドからは居候しているお金を払ってくれとうったえる。 こまった彼はネッドになりすまし、名門小学校の代用教師に。そこで彼は小学生たちと組んでバンドを作り、バンドコンテストの優勝をもくろむが・・・。 ちょっと「ミュージック・オブ・ハート」がくだけた感じの映画かな、ミュージックオブハートもかなり面白い映画だけど。あちらはクラッシックだけどこちらはロック! ジョン・レノンなんかを教える先生はいるだろうけど、有名進学校でブラック・サバスやツェッペリンを教える先生はいないだろう。 厳格な校長を熱演するジョーン・キューザックもいい、実はスティービー・ニックスが大好きという設定も笑える。 彼女は「コン・エアー」や「セレンディプティ」のジョン・キューザックのお姉さんですが、こういう役は実に上手いですね、ホント感心します。 少しいつものジャック・ブラックよりもハチャメチャぶりは(とんでもない時よりは)抑えられた感じがしますが、質やセンスなどは全く落ちていません。小学生の子供たちもそれぞれ個性があり、一人一人にスポットがあてられています。 エンディングの素晴らしさも勿論ですが、これほどエンドロールを上手に使った作品はないというくらい最後の最後まで楽しませてくれます。 「天使にラブソングを」には到底かなわないと言う人もいましたが、僕にはあんな作品よりもこちらの作品の方が素晴らしいと思います、人それぞれですが比べるものではない作品です。 これは文句無く今年の僕のNO.1の作品でした、是非皆さんもジャック・ブラックとスクールオブロックを楽しんでください!間違いなくお勧めできます。 |