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「アパートメント」をお勧めします。

2009年最初の新作映画でした、期待したほどでは・・・・。

画像:apartment00444120.jpg説明
「ボイス」「コックリさん」で知られる韓国ホラー映画界の旗手アン・ビョンギ監督が、今度はアパートを舞台に描いたサスペンス・ホラーです。高級マンションに暮らすキャリア・ウーマンが、窓から見える向かいのアパートの異変に気づき、恐るべき怪異に巻き込まれて行くというものです。
ヒッチコックの「裏窓」や「ディスタービア」を思い起こさせる舞台設定で、望遠鏡の中に見える惨劇にやがて自身も関わって行くヒロインの恐怖が展開されていきます。
主演は「エンジェル・スノー」「二重スパイ」のコ・ソヨン、韓国でユミンの名で活躍する女優・笛木優子も衝撃的な役で特別出演していました。


 ソウル郊外の高級マンションに暮らすセジン(コ・ソヨン)。あるとき彼女は、窓の向かいに立つ“幸福アパート”の照明が、夜9時56分に一斉に消える瞬間を目撃する。翌日、アパートからは自殺した女性の遺体が運ばれていった。その夜、セジンは地下鉄で飛び込み自殺を図る女性キム(笛木優子)に道連れにされそうになり、ショックで部屋に閉じこもるようになってしまう。そんな矢先、またもや同じ時刻にアパートの灯りが消え、今度は飛び降り自殺が発生する……。



『ボイス』や『コックリさん』などのヒット作を放つ韓国ホラー映画を引っ張る、アン・ビョンギ監督によるサスペンス・スリラーです、高級マンションで一人暮らしをするキャリアウーマンを主人公に都会や集合住宅といった空間から生じる孤独や寂しさを描き出していました、韓国ではユミンの名で活躍する笛木優子チャンも印象的な役で特別出演していました。
ソウル近郊の高級マンションに住むキャリアウーマンのコ・ソヨン演じるセジンは彼女の部屋から見える「幸福アパート」で、ここ数日9時56分になると一斉に部屋の灯りが消えるという不思議な現象に不審を抱きます、さらに謎の死亡事故が続いたある日地下鉄の駅で飛び込み笛木優子演じるキムが自殺するのを目の当たりにしたセジンは、大きなショックを受け自宅に引きこもるようになってしまいます。
その夜の9時56分、再び幸福アパートの灯りが消えると、住人がベランダから飛び降り・・・。

白と黒が基調となっている色彩が印象的なホラー映画でしたね、主演のコ・ソヨンはしばらく休養していたそうですがこの作品で女優業に復帰したそうです、凄く可愛らしくてちょっと下で纏めたポニーテールも素敵でさわやかなイメージを出していました、電車に飛び込み自殺したキム役の笛木優子も韓国の女優さんみたいで可愛かったです。

午後9時56分になるとアパートの電気が一斉に消えてその電気の消えた部屋の誰かが死ぬことを突き止めたヒロイン、足の悪い車椅子の少女ユヨンとも偶然出会って仲良くなりますがそれまで仕事一筋の美しくて聡明なヒロインですが、ストレス発散にとユヨンにもらったルービックキューブよりも一つ多い4個のキューブがヒントになり、それがこの映画の鍵にもなるんですがちょっとこじつけみたいにも感じました。

韓国ではユミンの名で活躍する笛木優子も重要な役のキム役で特別出演してましたし、ジャパニーズ・ホラーに影響されていて幽霊も造形も効果音も貞子や伽椰子にソックリでした。特に音も音の使い方も『呪怨』の“伽椰子”の真似と言ってもイイくらいジャパニーズ・ホラーに影響を受けていましたが、ストーリー設定も流れもあまり良く出来て無かったしまとまりもあまり無くつじつまもあっていないように感じました。

ただ雰囲気は悪くは無かったですし神経症的な圧迫感を生み出してもいました、ただキムを演じた笛木優子の存在意義が希薄だったし、構成力などはジャパニーズ・ホラーの方が数段上だったと思いますがまぁまぁのデキでしたかね、“引きこもり”という言葉も世界中で通用すると分かってビックリしました、お勧めします。