 | 悪名高いアウトロー3兄弟の次男と三男が警察に逮捕され、次男の主人公は「長男を捜し出して殺せば、弟の死刑を免除する」という取引を持ちかけられます、兄か弟か命の選択を迫られた男の決断は・・・。 19世紀の開拓時代のオーストラリアを背景にした、オージー・ウェスタンの注目作で骨肉相食む愛憎のドラマに加え、先住民アボリジニと入植者の対立など現代らしいテーマも添えられています。 出演は主人公を演じる「タイムマシン」のガイ・ピアースを始め、「ベオウルフ/呪われし勇者」のレイ・ウィンストンにジョン・ハート、エミリー・ワトサンら実力派がそろいました。
19世紀、入植者と先住民が対立し、荒くれ者がのし歩く開拓時代のオーストラリア。あるとき、悪名高いアウトロー、バーンズ3兄弟の次男チャーリー(ガイ・ピアース)、三男マイク(リチャード・ウィルソン)が逮捕される。チャーリーはそこで、警察隊のスタンリー隊長(レイ・ウィンストン)から「弟の死刑を免除して欲しければ、長男アーサー(ダニー・ヒューストン)の首を差し出せ」との取引を持ちかけられる。兄か弟か、助けられるのはただひとり。チャーリーは葛藤しながらも、兄の隠れる荒野へと旅立つのだが……。
開拓時代のオーストラリアを舞台に弟と共に警察に捕らえられた荒くれ兄弟の次男ガイ・ピアースが、兄弟を助けるため究極の選択を迫られ苦悩する姿を描いたバイオレンス・ウエスタンでした、監督は『亡霊の檻』のジョン・ヒルコートでした。
19世紀末のオーストラリア、先住民と開拓民が対立的に入り交じり血で血を洗う残酷な殺し合いが繰り広げられていましたが、悪名高きバーンズ兄弟の次男ガイ・ピアース演じるチャーリーと三男リチャード・ウィルソン演じるマイクが警官隊に捕らえられ、そこでチャーリーはレイ・ウィンストン演じるスタンリー隊長から“弟の死刑を免れたいなら、9日以内に長兄ダニー・ヒューストン演じるアーサーを見つけて殺せ”という提案を持ちかけられ、兄か弟か選択を迫られる羽目になり葛藤に苛まれながら兄を探しに荒野へと旅立ちますが・・・。
オーストラリアを舞台にした西部劇といった作品でしたね、先住民のアボリジニやイギリスから入植してきた開拓民に一攫千金を夢見てやってきた移民達の物語でした。
『L.A.コンフィデンシャル』や『メメント』に『タイムマシン』のガイ・ピアースが主役で、兄と弟の選択を迫られるチャーリーを久しぶりに好演していました、彼らを取り締まるスタンリー隊長の妻マーサをエミリー・ワトソンが演じていましたね。
兄のダニー・ヒューストン演じるアーサーもいい奴じゃないかと思って見ていたら、息子のサミュエルと同じく本当に生粋の悪人でしたね、はじめはチャーリーがどうしてアーサーと絶縁したのか分かりませんでしたが見ているうちに納得しました、実際に初めてオーストラリアに入植して開拓した人々はこんな感じで中にはバーンズ兄弟のような無法者もいたのでしょうね、イギリスの入植者の中にもこういった乱暴者もいた感じがします。
チャーリー役のガイ・ピアースはイケメンで演技も上手なのに何故か人気が出ませんね、いい作品に出るときは格好悪い役が多くでカッコいい役をやる時は小さい作品だからですかね?
大作ではありませんでしたがガイ・ピアースやエミリー・ワトソンに、ダニー・ヒューストンやレイ・ウィンストンの好演でそれなりに面白い映画になっていました、お勧めします。
|