 | 第132回芥川賞候補作にもなった原作小説を、「犬猫」の井口奈己監督と「blue」の脚本家本調有香が脚色した作品でした。 スタッフの7割を女性が占めるという井口監督は、長回しカットを多用して登場人物たちの息づかいまでも繊細に追い、原作の世界観を丁寧に再現。過激なタイトルとは裏腹にみずみずしい等身大のラブロマンスに仕上げました。 そんな演出に応えて出演陣も、色っぽさと存在感に磨きをかけた永作博美さん、自然体で役になりきった松山ケンイチや”不思議チャン”をやらせたら天下一品の蒼井優チャンらが、好演のアンサンブルを見せていました。2008年に劇場公開されて、スマッシュヒットを記録したそうです。
ある地方の町。地元の美術学校に通う19歳の青年、みるめ(松山ケンイチ)は、同校で非常勤講師になった39歳の女性、ユリ(永作博美)に好意を抱く。ユリから絵のモデルを頼まれたみるめは、やがて彼女とアトリエで関係を持ってしまう。以来みるめはユリに夢中だが、彼に片思いしていた同級生、えんちゃん(蒼井優)は2人の関係を知ってショック。そんなみるめは偶然から、ユリが他の男性と結婚していると知って愕然となり、ユリとの関係を終わらせようと決心するが……。
第41回文藝賞受賞し、第132回芥川賞候補作となった山崎ナオコーラのデビュー作を永作博美に松山ケンイチを主演に迎え、蒼井優チャンや温水洋一に忍成修吾共演で映画化した恋愛ストーリーです。 奔放な年上の既婚女性と恋に落ちた結果、振り回されてしまう青年を巡る切なくも瑞々しい恋愛模様を綴ります。
19歳の松山ケンイチ演じる磯貝みるめが通う地元の美術学校に新任としてやって来た非常勤講師の永作博美演じる猪熊ユリ、彼女の教室を足繁く通ううちに仲良くなり絵のモデルを頼まれ訪れたアトリエで2人は関係を持ってしまいます。
以来すっかりユリに夢中のみるめでしたが彼に秘かな恋心を抱いていた同級生の女の子蒼井優ちゃん演じるえんちゃんは、親しくするみるめとユリの姿を目撃して大きなショックを受けてしまいます。そんな矢先にひょんなことからみるめはユリが結婚していることを知り、愕然としユリとの関係を終わりにしようと固く誓うみるめでしたが・・・。
まずこの『人のセックスを笑うな』という奇抜で奇妙なタイトルと、蒼井優チャンに永作博美の共演に惹かれましたがやっぱりこの『人のセックスを笑うな』という、衝撃的で笑撃的なタイトルに惹かれましたね。
実は僕は今から17年ほど前に渋谷の飲み屋さんで見掛けているんですよ、僕は大学のサークルの飲み会で15人ぐらいで来ていて彼女も友達7・8人で来ていて目があったのですが、その時のイタズラっぽい表情が忘れられないのですがこの『人のセックスを笑うな』でもあれから17年くらい経っているのに、全く表情も若さも美しさも衰えてなくて相変わらず少女のようなイタズラっぽい雰囲気をこの映画でも出していました。
でまたこういう自由奔放というかマイペースという役柄も物凄く上手いですね、それに振りまわされるみるめ役の松山ケンイチも映画は三本くらいしか見ていませんでしたがまぁまぁ良かったですかね、しかしユリがみるめと寝た原因が“みるめに触ってみたかったから”というのもストレートで笑えました。
それと蒼井優チャンは毎回見る度に違う役所を上手く演じていますよね、今回は美術学校の生徒ということで『ハチミツとクローバー』で演じた役柄と似ているんですが役柄が違うので、
結局最後まで何故題名が『人のセックスを笑うな』なのかは分かりませんでしたが、ユリ役の永作博美が本当に“自由人”で面白かったしみるめも振り回されっ放しで良かった、えんちゃんの蒼井優チャンもまたおかし、お勧めします。 |