>>一覧  >>修正   前へ<<  >>次へ


「ウィッカーマン 」をお勧めします。

超カルト映画の、リメイクです。

画像:wickerman35.jpg説明
1973年に英国で作られたオリジナル版は、風変わりなテイスト満載の怪作としてひそかに語り継がれ、また最近は「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」が元ネタの一つに使ったことで再び脚光を浴びているカルト映画の古典です。
これを、ニコラス・ケイジの主演でハリウッドがリメイクした作品が、本作の『ウィッカーマン』です。
外界から閉ざされた孤島で謎めいた共同生活を送る島民と、その罠に次第に絡め取られていく主人公、その気になる運命の行方はリメイクの本作品でも最後まで目が離せないつくりになっていました。



 自分の目の前で起きた不可解な自動車衝突事故に強いショックを受け、休職していた白バイ警官メイラス(ニコラス・ケイジ)のもとに、8年前に突然失踪した婚約者のウィロー(ケイト・ビーハン)から手紙が届く。それは、彼女の故郷の島サマーズアイルで、ウィローがメイラスとの間にひそかにもうけて一人で育てていた娘が行方不明となっているので助けてほしい、という意外な知らせだった。今なお彼女のことが忘れられないメイラスは早速島へ赴き、調査を開始するのだが…。



行方不明の愛娘を捜しに孤島を訪れた白バイ警官が、絶体絶命の危機と恐ろしい真実に直面します。

73年制作のイギリス製の同名スーパー・カルト映画を、オスカー主演俳優ニコラス・ケイジ主演でリメイクされたモノです、より現代的にアレンジされた衝撃のクライマックスに驚かされるとのことでしたので、賛否両論の本作品を見るのがとても楽しみでした。共演は「レクイエム・フォー・ドリーム」のエレン・バースティン、監督は「ベティ・サイズモア」の奇才ニール・ラビュートです。

ある日真面目な白バイ警官のニコラス・ケイジ演じるメイラスのもとに、8年前に突然失踪した婚約者ケイト・ビーハン演じるウィローから助け手欲しいと手紙が届きます。
そこには故郷の島“サマーズアイル”に戻りそこで産んだ娘エリカ=シェイ・ゲイアー演じるローワンが、突然行方不明になってしまい誰も力になってくれないので助けてほしいと書かれていました。
さっそく外界から完全に孤立したサマーズアイル島へ単身乗り込むメイラスでしたが、その島は個人の私有地でエレン・バースティン演じるシスター・サマーズアイルを頂点に、女たちが島全体を支配する奇妙な閉鎖的共同体を築いていました。島民はみなよそ者のメイラスを拒絶し、ローワンの捜索は難航を極めますが・・・。

カルト・ホラー映画の最高峰の一つ『ウィッカーマン』を大胆にリメイクした一本でした、オリジナルの『ウィッカーマン』が素晴らしかったのであまり変えてしまうのも嫌だなぁと思っていましたが、『ベティ・サイズモア』の鬼才ニール・ラビュートが監督したということである程度期待していました、主演もニコラス・ケイジだということだったので。

おおまかなストーリーはオリジナルに忠実にリメイクされていました、舞台をスコットランドからアメリカのワシントン州にかえたとやメイラスとローワンの母のウィローを以前婚約までいった仲にしたということ、オリジナルにあった程よく明るいエロスがほぼ全部無くなっていたのと不思議でちょっと面白い牧歌的な雰囲気が消えいたことなど変更点はありましたが。全編シリアスなムードでオリジナルにあった笑いと“ハウィー警部”と島民との軽妙なやり取りが無くなってしまったのは残念でした。

しかしサマーズアイル(オリジナルではサマーアイル)島の領主をクリストファー・リーから女性のエレン・バーンスティンにしたことや、メイラスとローワンの母親か昔恋仲だったことが結構効いていてこれはコレで大正解だったと思います、オリジナルを知っている僕らもオリジナルを知らない人も楽しめる作品になっていたと思いました。

シスター・ローズがどこかで見たことあると思ったらモリー・パーカーでした、リリー・ソビエスキーもすっかり大人の綺麗な女性になっていたしラストにちょこっと登場するジェームズ・○○○コもビックリ!

ネタバレになるので多くは語りませんがとてもよく出来た映画だと思います、リメイクとしてもよく出来ていると思いましたがアメリカではかなりの大コケだったとか、いい映画でしたけどね、お勧めします。