 | ケイト・ブランシェット良いですね、やっぱりあの年のオスカーは「恋に落ちたシェイクスピア」のグウィネス・パルトロウではなく、「エリザベス」のケイト・ブランシェットが相応しかったんじゃないかな?グウィネスの演技も良かったけど、「エリザベス」とこの「ヘヴン」を観て、改めてそう思いました。 この映画は以前紹介したキェシロフスキ監督の幻の遺稿脚本を、「ラン・ローラ・ラン(なかなか面白い映画です)」のトム・ティクヴァ監督が映画化した作品です。 夫を殺した男に復讐しようとして誤って4人の一般の人の命を奪ってしまった女教師と、彼女に恋をした憲兵隊の刑務官の愛の逃避行を描いています。 最初はそんなに期待しないで観ていたのですが、かなりいい映画だと思います。相手役のジョバンニ・リビッシも、「カーラの結婚宣言」と同じような熱演をみせてくれます。 透明感溢れる映像も魅力ですが、「ゲッタウェイ」ばりの"ご法度"エンディングも大変気に入りました。ラブ・ストーリーとしても上出来だと思います、是非キェシロフスキの伝えたかった"愛"のカタチをご覧になってみてくたさい。 |