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「シン・シティ」●をお勧めします。

壮大な、ラブ・アクション・バイオレンスです。

画像:sincity.jpg説明
“前代未聞の刺激世界”との触れ込みで、全米No.1ヒットを記録したクライム・アクション超大作です。監督はアクション映画職人ロバート・ロドリゲスと、原作アメコミの作者フランク・ミラー、さらにクエンティン・タランティーノも特別監督として参加しています。まさに鬼才トリオといった面々の下、アメコミのイマジネーションをそのまま映像化したような斬新なビジュアル、超絶のアクション、強烈なキャラクターが息つく間もなくスクリーンを疾走します。
出演者もすごい顔ぶれで、男の美学を貫く3人の主人公にブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、クライヴ・オーウェン。ゴージャスな色香を発散するヒロインにジェシカ・アルバにジェイミー・キング、ロザリオ・ドーソンなどなど・・・。さらにベニチオ・デル・トロにデヴォン青木、イライジャ・ウッドにジョシュ・ハートネットといったスターたちが、ゴキゲンな悪役ぶりを披露しています。


 <EPISODE 1>――その屈強な肉体と醜い容姿から誰も近づこうとしない仮出所中のマーヴ(ミッキー・ローク)。彼は、一夜の愛をくれた高級娼婦ゴールディ(ジェイミー・キング)を何者かに殺され、復讐に立ち上がる…。<EPISODE 2>――罪から逃れるため過去を捨てシン・シティに身を潜めるドワイト(クライヴ・オーウェン)。ある時、昔の恋人ゲイル(ロザリオ・ドーソン)が仕切る娼婦街で警察官が殺されるトラブルが起こる。発覚すれば警察との協定は破棄され、娼婦たちは窮地に陥る。彼女たちを救おうと一肌脱ぐドワイトだが…。<EPISODE 3>――街の実力者の息子を相手に正義を貫くハーティガン刑事(ブルース・ウィリス)。しかし、相棒の裏切りに遭い無実の罪で投獄される。8年後、出所した彼はかつて救い出した少女ナンシー(ジェシカ・アルバ)に再び危機が迫っていることを知り、最後の戦いへと向かう…。


ロバート・ロドリゲス監督が盟友のタランティーノと組んで、僕たちに贈ってくれたラブ・アクション・バイオレンスですり、壮大で男臭いお伽噺とも言えるかもしれません。
犯罪以外は何もない巨大な街『シン・シティ』で、ブルース・ウィリスに完全復活したミッキー・ローク、クライヴ・オーウェンたちが愛する女たちを守るために命を賭けた戦いに挑みます。
独特の映像美が大反響を呼んだ映画でしたが、噂に違わぬ映像美と独特の雰囲気で男臭さが匂ってくるような映画でした、イライジャ・ウッドにジョシュ・ハートネット、ベニチオ・デル・トロにジェシカ・アルバにジェイミー・キングにブリタニー・マーフィーなんかも出ていました、なんか凄く豪華なキャストでしたがゴールディ役のジェイミー・キングとナンシー役のジェシカ・アルバの美しさが一際目を引きました。
ブルース・ウィリス演じるハーティガンにミッキー・ローク演じるブ男のマーヴ、クライヴ・オーウェン演じるドワイトは皆男の匂いがプンプンしてきそうな迫力でした、ベニチオ・デル・トロも少し顔をいじっていて別人に見えたし、イライジャ・ウッド演じる“人喰いケヴィン”も普段の彼にはない役柄でした、ジョシュ・ハートネットも登場時間は最初と最後たけで短かったですが不思議な存在感があって、この“シン・シティ”を語る上で欠かせない役所でした。
ジェイミー・キングにジェシカ・アルバにロザリオ・ドーソン、ブリタニー・マーフィーに何故か人気があるデヴォン青木に“青い目”のアレクシス・ブレイデルも美しかったです、ルトガー・ハウアーやマイケル・クラーク=ダンカンも出ていてまさに『オールスター・キャスト』の映画でした。
モノクロを基調とした映像でしたが大事な部分やアクセントをつけたい所、血や靴や衣装に車など非常に効果的な感じで色が入っていました、特に血の赤色が強く印象に残りました。
3人の物語が複雑にという訳ではありませんでしたが互いに絡み合っていました、それぞれが独立したお話しですがブルースにミッキーにクライヴの誰かが主役のお話しで、脇役でセリフ無しでしたが誰かが出ていると言った感じでした。
3人が別のお話しならもっとしっかりと独立されて描かれていた方が良かった気がしますが、ロバート・ロドリゲスにタランティーノ作品ならこれはこれでありかなと思いました、特にジェシカ演じるナンシーがヒロインのブルース・ウィリスの話と、ジェイミー・キング演じるゴールディがヒロインのミッキー・ロークの話が僕は大好きでした。
ロバート・ロドリゲスとタランティーノによる、壮大な”おとぎ話”とでも呼んだら良いのかな、男は女のために生きていて女はただ男に守られて生きているわけでもない、不思議な魔力と魅力を持った作品でした。
映画的には『どうなんだろう?』と思いますが、ジェイミー・キングのゴールディにミッキー・ロークのマーヴ、ジェシカ・アルバのナンシーにブルース・ウィリスのハーティガンは良かったかな、ジェイミーにジェシカだけでも見る価値はありました、お勧めします。