 | 「ハウルの動く城」などで作画監督を務め、宮崎駿監督の一番弟子と呼ばれる気鋭アニメーター・高坂希太郎が、「パプリカ」などのアニメスタジオ『マッドハウス』と組んだ劇場初監督作品です。 「セクシーボイスアンドロボ」の漫画家・黒田硫黄による短篇をアニメ化したもので、世界3大自転車レースの1つの”ブエルタ・ア・エスパーニャ”を舞台に、故郷の呪縛から逃れようとする主人公の心情とレースの顛末を重ねて描いていました。 スペインの日差しを感じさせる丁寧な作画に加え、自身もサイクリストとして知られる高坂監督ならではのリアルな競技場面が見どころです。
真夏の太陽が容赦なく照りつけるスペイン・アンダルシア地方。世界的自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャはこの日、平坦ステージを迎えていた。大会に参戦するチーム・パオパオビールの選手ペペ(声 大泉洋)は、故郷の村を通るこのステージに複雑な思いを抱いていた。その日、村ではペペの兄アンヘル(声 筧利夫)と、かつてペペの恋人だったカルメン(声 小池栄子)との結婚式が行なわれていたのだ。そんな矢先、ペペはレースの真っ最中に突然の解雇通知を受けてしまい……。
世界3大自転車レースのひとつ“ブエルタ・ア・エスパーニャ”に挑む、人々の姿をリアルな競技場面と共に描いた作品です、宮崎駿監督の一番弟子と言われる高坂希太郎の劇場初監督作です。 この作品は楽しみにしていたんですが、自転車を本格的にやっている友達は劇場まで見に行って『あんまり面白く無かったよ』と言われていたので、実際のところどうなのか見てみたくなりました。 ぺぺ・ベネンヘリは自転車レースの選手で地元のアンダルシアの選手、兄のアンヘルは弟のレースの日に美しいカルメンとの結婚式を迎えていました、ぺぺのチームの監督はスポンサーからの“クビ”発言をうっかりぺぺに聞かれてしまい、優勝から途絶えているぺぺは大きなカケに出ます。 沿道からアンヘルやカルメンにバーの主人のエルナンデスらは、結婚式の帰りにぺぺを応援するために集まりますが、ぺぺは仲間の負傷もあって厳しい逃げ切りのレースの選択を余儀なくされて・・・。 アンダルシアでは茄子の塩漬けがワインのお約束の付け合わせなんですね、それがそのままタイトルにもなっていましたね、自転車レースは好きですがあまり詳しくはないので僕は楽しめたかな? アンヘルは兵役にとられる前はぺぺよりも凄いアマチュア選手だと分かったり、兵役でおじさんからもらった自転車をぺぺに取られますが、 ぺぺが兵役の時にはアンヘルがカルメンを奪ったことも分かります、でも特別に兄弟仲が悪いわけでは無くてなんとなく堅い絆で結ばれているのが分かりました。 声優さんも豪華で主役のぺぺには大泉洋、アンヘルには筧利夫さんでカルメンには小池栄子と、皆頑張っていたしなかなか上手かったです。 ただ映画が47分と短くて纏まりすぎていた気もしました、シリーズ物になるような感じでしたが今までの“ジブリ作品”とは一味違った感じもして結構楽しめました、お勧めします。
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