 | 「ジュラシック・パーク」以後、人気ジャンルとなった恐竜もの、この「プテラノドン」は巨大な翼と鋭いくちばしを持つプテラノドンが題材です。 空をスピーディに飛び、地上の標的を一撃必中で仕留める本作のプテラノドンたちは迫力たっぷりでした、襲われた人間たちの凄絶な死にっぷりはナカナカ良かったです。大人の映画ファンにも、サービス豊かで楽しめると思いますよ。 主演はラッパーで、「ザ・コンヴェント」など俳優としての活動も多いクーリオ。監督・製作は「コマンドー」「必殺処刑コップ」のアクション職人、マーク・L・レスター。銃撃戦や爆発シーンでの、派手好きは健在でした。
ラブクラフト教授(キャメロン・ダッド)ら古生物学を研究するグループは、トルコとアルメニアの国境地帯へと化石探しに出発。そこには実は過激派ゲリラのアジトがあり、ベルゲン(クーリオ)ら米軍の特殊部隊もゲリラのリーダーの生け捕りのために訪れていた。やがてラブクラフトたちはなぜか生きている翼竜、プテラノドンの群れと遭遇。一行は偶然ベルゲンらに救われるが、プテラノドンたちの襲撃力の前に、特殊部隊の戦闘能力も限度がある。1人また1人と命を奪われる中、生存者たちは安全な土地への脱出をめざすが……。
初めて題名を聞いた時に、『まさかそんな直球じゃないだろう』と思っていたら、思いっ切り直球勝負の映画でしたね。 絶滅したはずのプテラノドン(翼竜)と古生物学教授や学生たちに軍隊たちの、人類の存亡を懸けた戦いを描くモンスター・パニックです。 オープニングからプテラノドンが出てきて『こんな早くから見せちゃっていいの?』と心配になりました、なんかグロ・シーンもあったんだけどとってもチープな感じが漂っていて、それが逆に余計ダメダメさを呼んでいるようで良かったです。 研究のスポンサーでもある調査隊員たちの1人の、アンジーって役のミルシア・モンロー が無意味に可愛くてスタイルも良くてこういうホラー?映画にはピッタリでした、教授のマイケルや助手のケイトに他の調査隊員たちもなんかも、しょぼい感じがして良かったです。 可愛いアンジーが水浴びしている時にプテラノドンに襲われてすんでのところで助かり、どうでもいいジェイソンて奴が襲われて助かるんですが、プテラノドンも状況が良く分かっているみたいで素晴らしかったです、まぁアンジーも大した活躍もしてくれないでいなくなってしまうんですがね、せめて『蝋人形の館』のパリス・ヒルトンなみの最期を見せて欲しかったです。 その調査隊にべルゲン率いる米軍や彼らに捕まったテロリストのヨレンたちも加わるんですが、普通はヒーローになるはずのマイケル教授が良い人間では無かったり、軍隊やテロリスト一味がてんで弱そうで笑えましたが、一番まともなケイトもプテラノドンに捕まりながらも頑張っていました。 グロ・シーンもちっとも恐くも何とも無かったですが、なんかラストまで観てしまいました、アメリカ版『ゴジラ』を真似たようなラストもまぁまぁでした、お勧めします。
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