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「コーヒー&シガレッツ」をお勧めします。

実験的で面白いオムニバス映画でした。

画像:aaa111.jpg説明
世界で「禁煙」が常識になっている昨今、気楽に一服出来ない愛煙家を喜ばせそうな、ジム・ジャームッシュ監督の短編集です。もともと一話目は、1986年に「サタデー・ナイト・ライブ」のために作ったワン・シークエンスだとか。そこから10年かけて撮り集め、独特のテンポでコーヒーとタバコの魔法を披露していきます。ジャームッシュ組からは、ロベルト・ベニーニやスティーブ・ブシェミ、そしてトム・ウェイツなんかが出演しています。ホワイト・ストライプスやイギー・ポップら人気ミュージシャン、ケイト・ブランシェットやビル・マーレイら実力派俳優も登場しています。
 アルフレッド・モリーナとスティーヴ・クーガンのエピソードでは、コーヒーの代わりに「ティー」が登場します。このお話は僕が一番面白かった作品で、英国人らしい皮肉とウィットで笑わせてくれます。最後を締めるのは、大御所ビル・ライスとテイラー・ミード。まずいコーヒーと巻きタバコで、ゆるくて粋な時間を見せてくれます。
 待ち合わせして会ったのに、大して話もできず居心地悪そうなロベルトとスティーブン。ジョイ&サンキ・リーは、変な顔の店員に付きまとわれる。イギーとトムはおかしな自説で禁煙を破り、パリでは、アレックスとイザックが「問題なし」の押し問答。メグとジャックは共鳴体の実験中で、ビル・マーレイは深夜のカフェでアルバイト。2人の熟練俳優は、撮影の合間にコーヒーとタバコで人生を祝う。取り留めのない会話でおくる、全11篇。

 ケイト・ブランシェットのも好きですね、ビル・マーレイのも面白かった。でもやっぱりアルフレッド・モリーナとスティーブ・クーガンのお話が最高でした、とてもリラックスして楽しめる作品でした、お勧めします。