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「深呼吸の必要」をお勧めします。

僕の好きな”青臭い青春ドラマ”です。

画像:kokyuu01.jpg説明
今年視た邦画の中で、今のところ一番面白かった作品かな?
沖縄の離島を舞台に、サトウキビ刈りのアルバイトに集まった”きび刈り隊”と呼ばれる若者たちの姿を描いた青春群像劇です。広大なサトウキビ畑を前に悪戦苦闘し、互いに反発・葛藤しながら次第に新たな自分を見出していくさまを、沖縄の美しい自然を背景に綴っています。監督は「月とキャベツ」「はつ恋」の篠原哲雄、主演はモデルの香里奈で、共演は谷原章介に成宮寛貴に長澤まさみら。なおタイトルの「深呼吸の必要」は、映画製作の発端となった詩人長田弘の同名詩集から採られたそうです。
 
2月。ひなみ(香里奈)は、沖縄の離島にサトウキビ刈りのバイトにやってきた。平良家で一緒に働くのは、常連の豊(大森南朋)と年長の池永(谷原章介)、ブランド娘の悦子(金子さやか)と無口な加奈子(長澤まさみ)、冷めた大学生の大輔(成宮寛貴)。35日で7万本のキビを刈らなくてはならないが、想像以上に過酷な仕事に、作業のペースは上がらない。悦子と大輔は、豊の威張った態度に反感を持つばかり。その頃、平良家の隣に住んでいた美鈴(久遠さやか)が里帰りする。美鈴の参加で勢いを取り戻すが、明るく見える美鈴も、ある事情を抱えていた…。

いやぁ、やっぱり沖縄は侮れないですね。
必要以上の人物描写が省かれているのがいいですね、幾人かの仲間の過去は明らかになりますが、主人公の香里奈も派遣社員というのと、父親に「(プールに)飛び込む前に深呼吸しなさい。」と教わったということぐらいかな。
別にそれ以外の情報は知らなくても良いし、必要も無いですよね、でも映画はそれでも十分楽しめるし面白いです。
最初は”いらないかな?”と思った豊の事故シーンも、あってもいいかな?と思えてくるようになりました。
「なんくるないさ」の一言で片付いてしまうおおらかさ、今の忙しく生きている僕らにはとてもいい言葉だと思いました。
別に恋愛とかロマンスが待っているわけでは無かったけど、本当に面白くて感動できました、音楽もピッタリとはまっています(誰が歌っているのかと思ったらマイ・リトル・ラバーだとか)。
お勧めします、俺も沖縄に行ってみたくなりました。