 | 前作から1300年経ったナルニアは、人間の王国によって滅ぼされようとしていた・・・・・。 伝説の4人の王”ペベンシー兄妹は、国を追われた流浪の王子カスピアンと共に、ナルニア再興をかけた戦いに臨みます。魔女と激闘を繰り広げた前作から一変、今回はしゃべる動物たちナルニアの住人と、人間との大戦争が描かれることになります。両者の架け橋となるカスピアン王子には英国の若手俳優ベン・バーンズが抜擢され、その凛々しい美男ぶりでたちまちスターに駆け上りました。クライマックスの大合戦場面をはじめ、VFXを駆使して前作を越えるスペクタクルが展開されていきます。
白い魔女との戦いから約1300年。今や戦闘民族テルマール人が支配するナルニアでは、亡き先王の弟ミラース(セルジオ・カステリット)が摂政として権力を握り、王位継承者であるカスピアン王子(ベン・バーンズ)を抹殺しようとしていた。危機一髪で城を脱出した王子は、森の奥で伝説と思われていたナルニアの民に出会う。やがて王子が元はナルニア王家のものだったという角笛を吹き鳴らすと、英国で暮らしていたルーシー(ジョージー・ヘンリー)とエドマンド(スキャンダー・ケインズ)に、ピーター(ウィリアム・モーズリー)とスーザン(アナ・ポップルウェル)のペベンシー兄妹が、“伝説の4人の王”として再びナルニアへやってきました・・・・。
C・S・ルイスの名作児童文学を壮大なスケールで映画化したファンタジー・アドベンチャーのシリーズ第2弾です、前作から1300年後に滅亡の危機に陥ったナルニア国を舞台に、国の命運を託された王子と共に再び4人の兄弟姉妹が立ち上がります、監督は引き続き「シュレック」のアンドリュー・アダムソン。
偉大な王アスラン(声 リーアム・ニーソン)と“伝説の四人の王”ジョージー・ヘンリー演じるルーシーとスキャンダー・ケインズ演じるエドマンドに、ウィリアム・モーズリー演じるピーターとアナ・ポップルウェル演じるスーザンのペベンシー4兄妹によって平和と繁栄をもたらしたナルニア国。 あれからナルニア暦で1300年経った今はかつての美しい国の姿は見る影もなく、戦闘民族テルマール人に侵略・支配され生き残ったナルニアの民は深い森の奥に追いやられていた。 また先王亡きあと摂政を務める弟のセルジオ・カステリット演じるミラース郷は王位を奪おうと、王位継承者であるベン・バーンズ演じるカスピアン王子の暗殺を画策するが小さな象牙の角笛を手に逃げるカスピアン、その笛の音はナルニアに危機が迫る時“伝説の四人の王”を呼び戻すと信じられ時を越えて鳴り響く・・・。 魔法の国ナルニア滅亡の危機に角笛の力で再びナルニアを訪れたペベンシー兄妹は、流浪の王子カスピアンと共に立ち上がる壮大なスケールで描くファンタジー大作第2章でした、前回までの“ファミリー・ムービー”から一気に複雑で血なまぐさいお話しになったようでしたが、今回も壮大なスケールと迫力の映像や小さな王や王女たちの活躍でとても楽しませてもらいました。
“カスピアン王子の角笛”“とは以前はスーザンの持ち物でナルニア国はテルマール人という人間によって侵略され、植物も動物もミノタウロスにケンタウロスやドワーフも多くの者は殺されわずかに残った者たちは森深く隠れて暮らしていました、叔父のミラース郷に息子が産まれたことから命を狙われたカスピアン王子は最後の手段として、博士がくれたスーザン女王の角笛を吹きますがその“カスピアン王子の持つ角笛”の音によって、ロンドンの地下鉄構内にいたピーター・スーザン・エドマンド・ルーシーの4兄妹は再びナルニア国へ戻ることになります。
この第2章では子供たちの成長が“カスピアン王子”よりもメインに描かれていましたね、特にピーターにスーザンやルーシーの成長は凄くて中心となるのは今回もこの4人兄妹たちと見てもいいでしょう、ルーシーは成長してもかなり“子供”なので結構活躍してくれて昔のドリュー・バリモアに似ていてとても可愛かったです。
アスランや魔女がまた登場してくれますがやはり4人兄妹の存在にCGやVFXなどの使い方や使われ方が素晴らしい、独創的で美しい映像の数々が効果的に使われていてファンタスティックな映像は取り分け良かったです、『ペネロピ』などでお馴染みのピーター・ディンクレイジも今回は味方のドワーフの1人トランプキンとして活躍してくれます。
特に後半の戦いの場面なんかは凄く面白かったですし特殊効果の使い方も良かった、ストーリーや展開はどうしても『ロード・オブ・ザ・リング』や『ライラ黄金の羅針盤』など似たような作品と比べてしまいますが、この作品は『ナルニア国物語』として楽しかったし『第1章』よりも楽しめました、アドベンチャー作品好きにはたまらないしカスピアン王子役のベン・バーンズもこれからが楽しみなイケメン俳優でした、お勧めします。
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