 | 異色SF作家フィリップ・K・ディックの短編、「ゴールデン・マン」を原案にしたSFサスペンス・アクションです。2分先の未来を見ることができる予知能力者の男が、FBIから核爆弾テロを阻止するため協力を要請されるます。 見どころとなるのは主人公の予知能力をビジュアル化した場面です、。ただ1つの未来を予知するのではなく、複数の未来から都合のいいものを選んでいくという主人公の能力が斬新な映像で表現されています。主演は人気俳優ニコラス・ケイジで、その恋人役に「テキサス・チェーンソー」のジェシカ・ビール、FBI捜査官に「ハンニバル」のジュリアン・ムーア。
2分先の未来を見通せる予知能力者のクリス(ニコラス・ケイジ)は、自らの力を他人に悟られないよう、2流のマジシャンとして働いていた。だが、FBIの女性捜査官カリー(ジュリアン・ムーア)は彼がカジノで強盗犯を未然に取り押さえた様子からクリスに目をつけ、やがてその能力に気づく。彼女はあるテロリスト一味が企てる核爆弾テロを阻止するため、クリスに協力を求めるが、彼は首を縦に振らない。そんな矢先、クリスはリズ(ジェシカ・ビール)という女性と運命的な出会いを果たすが……。
ニコラス・ケイジ扮する予知能力を持つ男が最大の危機に立ち向かうSFサスペンスです、人気SF作家フィリップ・K・ディックの短編『ゴールデン・マン』を映画化したもので、“2分先”の自分に関わる未来だけが見える主人公が核爆弾テロの阻止を託されその凶行を食い止めるべく奔走します。
ラスベガスの二流マジシャンとして生きるニコラス・ケイジ演じるクリス・ジョンソン、彼は自分の周囲だけ2分先の未来を予知する能力を持っていたがクリスの前に女性FBI捜査官のジュリアン・ムーア演じるカリーに、核兵器を持つテロリストからロサンゼルスを守るため予知能力を持つクリスへ捜査協力の依頼に。 面倒な事に巻き込まれたくないクリスでしたが時折彼の頭によぎっていた美しい女性、ジェシカ・ビール演じるリズとの出会いを果たしほどなく惹かれ合うのでしたが、実は爆弾犯達もクリスのことを怖れていて・・・。
たったの2分先の未来が分かったからと言って何があるんだと思っていました、でもこの映画は『2分先』の自分のまわりのことが何故か分かってしまう主人公クリスが、美しい運命の女性エリザベスと出逢い何故彼女の未来だけが2分先以上分かるのかを探るモノてもありました。
“刑事コロンボ”のピーター・フォークがクリスの友達のアーヴ役で出演していましたがピーター・フォークも随分年をとりましたね、あっという間の出演でもっと元気な姿を見たかったですがストーリー上仕方ないのかな?カリー捜査官役のジュリアン・ムーアは『ハンニバル』でのクラリス役でも思いましたが捜査官役も上手いし演技自体も凄く上手いですね、何故か2分先ではなくその先の未来まで見えてしまう“運命の女性リズ”を演じるジェシカ・ビール相変わらずチャーミングで良かった。
大好きなジェシカ・ビールがニコラス・ケイジ扮するクリスの“夢の女の子”リズ役で登場して、クリスが彼女と初めて会った時の会話やファースト・コンタクトの状況はなかなか笑えました、クリスが芸名を“フランク・キャデラック”にした流行やリズの教えにくる先住民の居留地の景色の美しさ、かたや“核兵器の恐怖”が謳われる中でたった一人のエリザベスのために。
結局『運命はわからない』・先のことは変わっていくといったことを言いたいのでしょうが、何故エリザベスの未来だけがクリスに見えたのかもう少し分かり易かった方が良かった、でもこの回りくどさが僕は結構好きかもしれません、お勧めします。
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