 | 前作では世紀の名優ローレンス・オリヴィエを相手に、打々発止の演技対決を繰り広げたマイケル・ケインが、今回はその時にオリヴィエが演じた人気ミステリー作家の役に挑戦しました。一方前回ケインが演じた若い男の役を、先に「アルフィー」でもケインのかつての当たり役に挑んだ人気男優、ジュード・ロウがまたしても再演。さらに今回は、ノーベル文学賞も受賞した高名な戯曲家ハロルド・ピンターが脚色を担当していて、より鋭角に研ぎ澄まされた2人きりの芝居のゆくえを考える野茂楽しいです。
監視カメラが至る所に取り付けられたモダンな豪邸に、1台の車が乗り付ける。車を運転していたのは売れない俳優のマイロ(ジュード・ロウ)。人気ベストセラー作家アンドリュー(マイケル・ケイン)の妻である女性と熱愛関係に陥った彼は、彼女との離婚を迫るべく、豪邸に住むアンドリューのもとへやってきたのだった。ところがアンドリューは、彼に対して意外な話を持ちかけてくる。それは、宝石強盗の狂言芝居を打って、お互いにひと儲けしようというものだったが……。
ローレンス・オリヴィエとマイケル・ケインの競演で72年に映画化されたアンソニー・シェイファーの傑作戯曲を、マイケル・ケインとジュード・ロウの競演でリメイクした作品です、ひとりの女を巡って夫である初老の推理作家と浮気相手の若い俳優が互いに罠を張り巡らせ危険な心理戦を繰り広げるさまをスリリングに綴っていましたる。
ベストセラー推理作家マイケル・ケイン演じるアンドリュー・ワイクが暮らすロンドン郊外の豪邸、若い俳優ジュード・ロウ演じるマイロ・ティンドルがアンドリューがアンドリューの妻マギーとの離婚を迫るために2人はバトル。 それを承知でワイクは彼を穏やかに招き入れ失業中だというティンドルに、贅沢が身についた妻を満足させることはできないだろうと切り出しあらかじめ用意していたある提案を持ちかけますが・・・。
今回はローレンス・オリヴィエが演じた夫役にマイケル・ケイン、そのマイケル・ケインがオリジナルで演じた若い男をジュード・ロウが演じでいました、ほぼマイケル・ケインとジュード・ロウ2人だけのサスペンス推理映画と言っていいですね、マイケル・ケインはオリジナルが作られた当時は色男役が多かったですが、最近はすっかり演技派でジュード・ロウも男前ですが演技が上手いから2人の演技合戦が見ものでした。
マイケル・ケイン演じるワイクがジュード・ロウ演じるティンドルに妻との離婚を迫られ、ワイクはティンドルを『金遣いの荒い妻の為に嘘の泥棒に』と騙し拳銃で殺害しますがロンドン市警のブラック警部に怪しまれて、そこから物語は大きく変わって行くのですが割と思っていたよりも展開やストーリーが読めてしまって今ひとつ、オリジナルの『探偵〈スルース〉』はどんなだったのか気になりますが期待したほどではなかったかな?
オリジナルの評価か高くマイケル・ケインとジュード・ロウの共演は良かったのですが、ちょっとガッカリと言う感じかな?しかしジュード・ロウはやはり素晴らしく美しくて男なのが悔やまれるぐらいでした、期待してたマイケル・ケインとの演技合戦というか騙しあいは読めてしまう部分もありましたが胡散臭くて良かったかも。
過剰な期待は禁物ですがまぁまぁのデキでしたかね、お勧めします。
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